lesson, ピアノまわり, レッスン(習う)

長時間練習とリバウンド

先週はTotaltrainingのレッスンでした。前回が7月前半だったのでほぼ1ヶ月半ぶり。

調子はどうですか、という問いに練習の乗りに波があると言うと、予想はしてましたが「ちゃんと休んでますか」と突っ込まれ「ちゃんと休んでないです」と言うと、過去のメモ(カルテと私は呼んでいる 笑)見てるとなんかそういうやる気がしないとかたまにあるけど「本番後とかにそういうの多くないですか」「燃え尽き症候群なってないですか」「本番直前に追い込むからでしょう」などなどと自分でも薄々気づいていたものの鋭いツッコミ。笑

先生ご自身も、ドイツでメンタルのレッスン受けられる前は先のような練習の仕方をされていたそうですが、それをやめてからは今や練習しなきゃ、とか練習面倒だな、とかそういった感情が「全く」無くなったそうです。これはすごい。
まれに「練習をどれだけしてもいつも楽しい」っていう天才はいるけれど、私たちは凡人なので、専門楽器、その練習を好きでい続ける努力をしなければいけない、と言う事らしいです。
確かに、乗っている時って何時間弾いててもぜんぜん平気で、トコトン納得するまでやってしまうかも。そんでスッキリ。翌日は、昨日やったから今日はほどほどでいっか、ってなったり ^^; (あるある) 
そういう練習には、よほど追い込まれた状況でない限り、あ〜まだ続けたいのにっていう余韻みたいなのはほとんどないから、正しい練習への向かい方としては「まだ足りん」欲求不満状態で終わらせて、常に程よい飢餓状態を作ると良いのかも。ご飯も腹八分目が一番美味しく感じられますからね。。。

これまでの音楽家にとっての固定観念である「長時間練習を良しとする」と、反動でリバウンド(ダイエットみたい)しやすいので、短時間でいかに効率の良い練習をするか、と言う事が大事になってきそう。あと時間決める、これかなり大事だ。と言っても大昔から理解はしてるんだけど、なかなかね。。と、やはり一週間に一日は弾かない日、を作るのが大事そう。といっても一週間のうちで「弾けない日」もほぼ確実にあるので、それを除くとなるとなかなか調整が難しいかも。やはり一般企業に片足突っこんで働きながら、のスタイルはそろそろキツいのかな〜。。

さらには、私夏と冬、最低2週間はきっちり休みますよ、バカンス作りましょう!だと。すごい、さすがドイツ仕込み。笑
先生の場合はお盆の2週間、全く吹かないだけでなく、家族にも一切音楽の話はしないで、と頼んで、自分でも練習や音楽の話題を頭から捨て去ったそうなw
音楽やってる人は大抵そうだと思うけど、まず朝起きて一日のスケジュールを組立てながら、どこで練習時間をつくるか、を考えるのが習慣になってると思うのですが、先生の場合もその癖はなかなか抜けず、2週間が終わる頃にやっと取れたそうです。笑
とにかく本番のスケジュール等を考慮して冬は12月あたりに一度作ってみましょう、となりました。いつにしよう?
夏はもう終わってしまうので、とりあえず手近なとこで9月の頭に6日ほど東京へオットの様子を偵察に行くときがあり、まるっと弾けなくなるのでそこで弾かないことにした。
(ほんとは現地で弾けるとこを探す予定でした。。)
ただ、本当は「弾けない状態だから弾かない」でなくて「ピアノはあるけど弾かない」という状態が望ましいらしい。

後半は今度コンサートでやる予定の曲を少し弾いたのですが、ffが続く時の力の抜き方と、跳躍、音階の返しのスピードを上げるよう工夫しましょう、とアドヴァイスを頂きました。実際、ほんとうに頭の底からこの作業に集中すると15分ほどで耳も頭も神経も疲れてしまう。8時間とかなんて、とてもできない。
となるとこれまでの普段の集中している「つもり」の練習がいかに無駄な時間を割いていたか。。いや、このタイミングで気づけただけ、良しとしたい。

39027_1527063817749_6068143_n

ロシアもん, 雑記, 音楽

三行日記

お友達に聞いて、おとといから「三行日記」と言うのを始めてみました。

・悪かった事
・良かった事
・明日に向けて一行

だそうです。
自律神経をコントロールするためにも良いらしい。
とは言えあまり深く考えず、気軽に書いていきたいと思います。
日記なかなか続きませんが、三行ならいけそうな気がします。笑
ちなみに第一日目は

・老犬が階段から落ちた
・だが無傷だった
・明日は充実した練習する

でした。
昨日はと言うと、3つ目のはどうも体調が優れず、あまり長時間は出来ませんでした。。
あまりの暑さからくる夏バテのような気がします。多分熟睡できてない。

三行ではありませんがただいまロシア歌曲でリムスキー=コルサコフの「八行詩」という曲をやっております。
穏やかで、たいへん神秘的な曲です。
自然を感じれば自ずと八行の詩が溢れ出るだろう、と言うような意味だったと思います (怪
こういう曲はすーーっと続く緊張の糸を最後まで切らさないよう弾き続ける意志が必要な気がして、
個人的にはとても難しいです。笑

ピアノのための身体作り, ピアノまわり

お金の話

音楽屋ってのはお金の話が苦手なもんです。おそらくは極めるほどにお金のかかる職業であり、投資した分を取り戻せてる音楽家は音楽家と呼ばれる人たちの1%に満たないかもしれず、それが当たり前であり、私の目指す音楽はお金で量れない云々と言う思考に拍車を掛けてしまうのかもしれません。
しかしきれいごとだけでは生活できないのも事実。。
ちなみに、お金の心配をしないで済むくらいのお金持ちと結婚するほどの気概は私にはありませんでした。笑 
では清貧を貫くか(笑)シューベルトのように、自分が正しいと思う音楽を追究し生きている間はなかなか認められず、貧困のため短い人生で終わるのか・・いやいや現代ではそれは難しいかも ^^; 税金や保険や国民年金もありますし、私には家族もありますし、家族は私に短い人生で終わってほしくないでしょうな笑

本日5回目の整体行ってきました。
このところ天気が不安定ですが、こういう時は湿度が高く、空気中の酸素の量が減るので普通に呼吸しているだけでは酸欠になりやすいので、調子の悪い方が増えるそうです。私も整体のおかげでだいぶ普通人の生活が出来るようになってはいますが(笑)先週はダルさが続いていました。

今日は施術を受けながらなぜだか?私の人生相談からお金を扱う話になりました。私の仕事は演奏する事でギャラを頂くのですが、ちょうど今、今後音楽でお仕事をしていく上でこの設定をどうするべきか、自分の売り方等を悩んでいるところだったので、そんな話をつい気安さから先生に相談してしまいました汗
長くなるのでここでは省略しますが、やはりご自分の施術代を設定する時に同じように悩んだ事、自分が設定した金額によって自分のこどもたちに与える影響、いろんな境遇の方からお金を頂く事の意味等を話してくださって、その考え方がとても腑に落ち、やはり先生は大変人間の出来た方だなぁと改めて尊敬しました。

これまでは、ギャラと言うのは私がこれまで勉強、経験してきた事を注いで弾くことの対価、と言う考え方でしたので、プロ意識を持ってしっかり仕事をし、だからこそきちんと頂くことを考えなければ、と。でも自分の価値と言う物を自分で決めるのは難しいし・・といつも悶々としながらも、いちおう師匠からお聞きした相場のようなものを提示させて頂いていました。それが最近、実は自分の価値は人が決めるものなのかもなぁ、と思うようになり、いよいよ自分で設定する事の難しさ、責任の重さを感じるようになって(これはこれで大事なんだけど)少し頭が疲れていたので、先生のお話で絡まっていたものが少しほどけた気がして、気が楽になりました。
とは言えペアやトリオで仕事を頂く時は、やはり相手のためにも最低限確保したい、というのもあるので少し強気に出なければならない時もありますけど。。笑
生活していくためにはただ働きは出来ないけど、ではどのようにしたら感謝してお金を受け取ることができるかを考えて仕事に取り組めば、きっとうまくいきますよ、と言ってくださいました。
私の周りはこうして先導してくださる方がたくさんいて、窮地に立たされた時に本当にいつも助けられます。今日も感謝 ^^

ちょっとディープな話だったので先日のコンサートで頂いたお花の写真。トルコキキョウ好き♪

IMG_9468-01