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練習

最近レッスン生さんの中に第0.5次、第1次とピアノの壁に当たっている子達がちらほら。。
むむっ、難しいけど私がんばるという姿勢も見られれば、えー練習やだーとなっている子もいるので、ちょっとでも頑張る材料になればと思って書いてみます。

イチロー選手、名言、で調べると沢山出てきますが、最近ピアノの道も似ているなぁと思ったことがあったのでそのうちのひとつ。

「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だと思う。」

ピアニストってなんだろうって思った時に、とてつもなく面倒な練習に、なんとかしてモチベーション上げて取り組む姿勢があれば、なれるような気がします。(楽器演奏全般だけど)
クラシックの曲は星の数ほどあって、中には自分の手に余るものももちろんあるのですが、依頼の来た曲は基本なんとかしなければいけなくて(笑)練習量も必然増えてきます。
「弾けないところは100回練習すればいい」と言ったのは某巨匠ですが、最近やった曲で100回練習してもダメだこりゃ、となった箇所があり、久しぶりに心が折れそうになりました。時間もあまりない。そんな時にふっとよぎるのが「例え完全に把握して弾けなくても、お客さんにはわからないかも」という悪魔のささやき・・・笑
この時私はどう〜〜〜〜しても写真のページが把握できませんでした。

スキャン 7

自分一人でさらっていても、拍がどうなっているのかわからず、合わせの段階でふるーとさんが登場したらさらに混乱して、パニックになりました。
(ちなみに神話に登場するフルートを吹くのが上手な神様は”パン”と言ってパニックの語源になっています)
さてここで、妥協するのか、いやいや絶対になんとかする!と奮起するのか。人生って選択を迫られる時が多いですね^^;

結局伴奏者の意地もあって2度目の合わせまでになんとかしなければと思って、2週間練習し続けました。ただ弾いていても理解できないので、”とてつもなく面倒な練習メニュー”を考えて、ひたすらピアノと楽譜とメトロノームと録音機器と向き合い続け、結果は合わせ、本番、なんとか形になりました。

練習内容を参考までに書くと、
・フルートパートを自録りする
・録音と一緒にピアノパート①だけを弾く
・録音と一緒にパート②③だけを弾く。
・ピアノ①③だけを弾く
だったかな。。常にメトロノームと一緒。
これが本当に根気のいる作業で、練習メニューを考えついた時は正直、これからこれをやるのか、うへぇってなりました 爆
ただ今は本当に便利な時代で、iPhoneですぐに録音はできるし、すぐに撮り直しできるし、iPhoneの音源と一緒に弾きながらICレコーダーで録音すればどこが変なのかわかるし。手っ取り早くこういった練習ができるのって助かります。
頭に入ってくると、なんでこんなことができなかったんだろうって思うんですけどね。。。伴奏者ってみんな偉いなぁ 笑
あまり弾けないところばっかり取り上げるのも大丈夫かいな、って思われそうですが、どんなお仕事も努力無くしてはできないってことで。。^^;

生徒さんの中には感心なことに練習方法を聞いてくれる子までいますが(昔の私に見習ってもらいたい笑)、ここが弾けない、などありましたら私も効率の良い練習方法を一緒に考えますので、遠慮なく言ってくださいね〜

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