コンサート, コンサート (聴く), つぶやき, 雑記, 音楽

コンサート

自分が出る機会もありますが、お客さんとしてもたくさん聴かせていただいてます。
こういうお仕事をしていると音楽関係の知り合いやお友達が多く、その方達の出られるコンサートもたくさん行きます。
考えてみたら、昔は大学のコンサート以外では「ステージに立っている人が知り合い✨」なんて本当に無く、
「ステージに立っているのは別世界の人✨」という認識でした。
最近では圧倒的に知り合いのコンサート率が高い。ちょっとは偉くなったもんです。(嘘ですスミマセン)

前置きが長いのはいつもの事ですが、いろんなステージを見るのはとても勉強になります。
演奏はもちろんですがステージでの立ち居振る舞いや、トークの内容(皆さん本当お上手)、プログラムの構成や、印刷物、衣装の選び方等々。
これは面白そう、次は真似してみようとか、これは私には無い引き出しだなー、良いなー、なんて思って見てます。
ここのブログに感想を書いていくと、自分の記録にも良いのでしょうけど、なかなかマメでなく・・笑

つい先日はお友達の林美予子さん(教室シリーズのソプラノ先生担当♡ 次回は9/10)が出演された「オペラバーへようこそ」というコンサートヘ行ってきました。
今をときめく岐阜出身のオペラ界の王子、城宏憲さんがメインキャストで、オペラを提供する酒場の設定でステージを作り、
様々なオペラアリアを楽しい演出と共に演奏していくというもの。
岐阜のサラマンカホールで会場は満席、城さんもアイデアを出したと言う演出に大盛り上がりでした。
オペラって良いなぁ、クラシックってちゃんとエンターテイメントとして一般の方も楽しめるんじゃん!と
嬉しい気持ちになるステージでした。

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翌日は大学の後輩さんがヴィオラのデュオコンサートでピアニストを務められるという事で聴いてきました。
ヴィオラは大竹温子さん、ピアノは水野佐紀さん。
会場はちょうど、来月のコンサート「トリオdeリストランテ」のアーク栄サロンホールで、音響や会場の雰囲気、客席からの印象を知るのにとても参考になりました。
シューマン、ブラームス、バッハ、ショスタコーヴィチというプログラム。大曲ばかりでしたがよく集中されていてすごい。お二人とも真摯に演奏されている姿にこちらも初心にかえる思いでした。若いって良いなぁ〜。私は同じ歳には戻れないけど、彼女達のように1つのステージに向かっていた頃の気持ちを忘れず今後も続けたいな、と思ったのでした。

そうそう、もうひとつ、名古屋ブルックナー管弦楽団のコンサート。
これは友人の大学時代の先生がコンチェルトのソリスト(?)を務められるという事で行ってきました。ブラームスのドッペルコンチェルトで、ヴァイオリンは玉井菜採先生、チェロは横坂源さん。
お2人とも細部まで行き届いた素晴らしい演奏でした。横坂さんは音の処理が本当に上手くて、弓を放した後まで神経が届いてる感じ。
玉井先生は小柄なのに身体の使い方が上手でいらして(私ごときが言うのはおこがましいですが)、ダイナミックな演奏でした。
同じような体格の私としては演奏以外の見せ方もとても参考になりました。あとエメラルドグリーンのドレスがとても素敵だった✨

さて、良いコンサートを聴いてたくさん刺激を受けましたので、私も良いステージを作れるようにコツコツがんばります。
次は仲良し3人でのコンサート、楽しみです✨
7/22はぜひアーク栄サロンホール(栄だけど伏見駅だよ!)へお越し下さい♪

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ペダルとビール

注:ペダルについて知りたい方は前半を、ビール好きな方は後半をお読みください。

このところレッスンをしていて、あれっと思ったことが続いたので書きます。
それはペダルの使い方。
巧みに弾かれる方でも意外と弱音ペダルを使う癖がない方が多くて、へぇ〜と思いました。
↓ペダルの名前は右からダンパーペダル、真ん中ソステヌートペダル、左はシフトペダルといいます。
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実は私も正式名称はちゃんと調べたことなくて、一番左はソフトペダルと言ってました。
アップライトピアノの一番左をそう呼ぶんですね〜 以後ちゃんと覚えます。

今書きながら、私も弱音ペダルにさっと足がいかない時期があったのを思い出しました。
結構慣れが必要で、練習しました。
踏み込む段階も微調整が必要だったりで、その場ですぐに使えるようになるものではないので、
慣れてらっしゃらない場合は、あ、使われないんですね、と他にできそうなことに切り替えるんですけど、
使いこなせるようになるととても楽だし、ダイナミクスの幅もとっても広がるのです。
せっかく3本もあるので、ぜひ有効活用しましょう♪笑

ところで3つあるペダルの役割は、ご存知ですか? (古いピアノなどは2つしかない場合もある。けっこう困る)
子どもさんたちはペダルを使いたいばかりだし、興味津々なのでレッスン中によく質問してきます(*^^*)
私も喜んで説明します 笑
一番右のダンパーペダル、みんながよく使いたがる、音を華やかにふわ〜〜んと響かせる役割、
真ん中のソステヌートペダル、鍵盤を押した直後に踏むと、鍵盤を離しても音が持続する役割、
一番左のシフトペダル、弱音機能、音が柔らかくもこもこになります。
一番右に右足を固定し、左足で真ん中と左を使い分ける感じです。

左のペダルよりもさらに、真ん中は使う方が少ないかもですね。
私は師匠が使われる方で、学生の頃教えていただきました。
真ん中を使うのは特に踏むタイミングも難しく、最初はぎこちなかったです 笑
でも慣れるととっても便利。シューマンなどで音がとても離れている時によく使います。
踏むタイミングや、段階など、ご自分で工夫されるうちに慣れると思いますが、
そんなに便利なら使ってみたいけど、よくわからない、という場合はお気軽に聞いてください✨






で、

このところプライベートや仕事関係でお酒の席が珍しく続きました。
私はビール党です 笑
それはあまり関係ないんですけど、とにかく普段は翌日の練習に響くのでほとんど飲まないようにしており、
飲んでもなるべく次の日の練習に影響が出ないようにしたい。
(とくにレッスンなどがあると大迷惑ですし…)
まあアルコールの臭い消しは一般的な方法として置いといて、不調として残さないコツは、水分をちゃんと摂ることです。
アルコールというのは利尿作用があり、500mlのビールを飲むと体の水分が800ml出ていくのだそうです。
おおこわい。
なので、中ジョッキ3杯飲んだとすると、2リットル以上は水分を摂取したほうがいいということですね。
お腹、たぷんたぷんになりますね。
ちょっと大変なんですけど、うぇ〜い、と帰宅してもそのあと意識的に水分を摂取するだけで翌朝かなり楽です。(できれば飲んだ量と同じくらいがいいかな)
顔もむくんでぱんぱんになったりしません。心なしか、お酒の匂いも残らないような気がします。(これは気のせいかもしれない)
本当にオススメ。ぜひお試しください。

写真はビールといえばオクトーバーフェスト! ドイツのミュンヒェンでの懐かしく苦い(?)思い出です。

Prost!(乾杯) オクトーバーフェスト会場では1リットルジョッキしかありません。
席に着いたらたとえ下戸でも頼まないといけないという恐ろしい規則。
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この時は飲めない子と一緒だったので結局彼女の分も私がいただきました。
その後の記憶がない。
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会場内にはアトラクションがいっぱい。飲んで、そしてこういうのに乗ってグルグル回り、その後(自主規制)という。
お堅い真面目な印象のドイツ人のアホな陽気なところが顕著に出るイベントです。
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つぶやき, 雑記

Facebookページ

時代の波に乗ってFacebookページを作ってみました。
なんでも飛びついてみるタチです
Pianist Yukie Koyama

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友人にいいらしいよとオススメされて、ほんとは2、3日前に作ってみたんですけど、
勇気が出なくて非公開にしてましたが思い切って公開にします。

実はFacebook自体は始まった頃からのユーザー(年がばれる)なんですけど、なんだか最近は機能が増えましたね〜
ついていくのになかなか大変ですけど(笑)その分コンサートの告知がしやすくなったり、便利なこともあります。
開設当初(年が以下略)は知らない人と友達になれる、というのが売りだった気がしますが、
今は知っている人とたくさんつながるんですね。
なので、この切り替わり出した頃はむしろ知ってる人と「友達になる」のにすこし抵抗があった記憶があります。
なんだか不思議な感じもしますね。

話がだいぶそれましたけど、もしよろしければ、いいねやフォロー頂けますと励みになります(*^^*)
おもしろいこと書けばいいのに、と言われてちょっとその気になっているので、なんかおもしろいことも書きたいな、と思ってます 笑
コンサートの告知もしていきますので、チェック頂けますと嬉しいです✨

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ピアノ弾くと頭がよくなる?

東大生にピアノ経験者が圧倒的に多い理由

たまたま見つけたんですが、こういう話よく聞きますねー。
知り合いのとっても優秀なお嬢さん(東大卒)もピアノが巧みだという話を思い出しました。
単純に、頭のいい方はなんでもできるんだなーって思ってたけど(^^;)

それと関係あるかは別として、ピアノは確かにやっていることが複雑で(ボケたピアニストって聞かないとか笑)、まず楽譜を読む知識(記号、音符、拍、強弱など難易度が上がるにつれて複雑になる)、それらを視覚で読み取って情報を脳に伝え、それから手や身体、ペダルが必要なら足に伝えて音にする。簡略するとこんな感じか。
日常生活におよそ出てこない作業ですね。
だから特に初歩の頃はとーっても大変で私も苦労したので、生徒さんたちがどういうところで、なぜつっかえるのか、混乱するのかもよ〜くわかります。
よくアスリートみたいって言われますが、確かに運動と一緒で訓練かなー、と思います。

私も初期〜学生の頃までは思うように指が動かないとき、よく自分にイラっとしていたんですが、これを仕事にするようになってそこそこ世界が見えてくると(まだピヨっ子ですが)どんなプロでも人によって得意不得意があり、それぞれに苦労しているらしいというのが分かってくるので、引っかかるところがあって当たり前、くらいの図々しさが出てくるかも(笑) 
自慢じゃないですが、いろんな楽器の中で楽譜、演奏技術の複雑さはトップクラスだと自負していますので(パイプオルガンとかはまた置いといて)、皆さんぜひピアノを弾いて、脳内活発にしましょう✨(ちょっと営業してみた 笑

って記事と関係ない話になってしまったな。。

つぶやき, 雑記

髪切りました。

まああまり個人的なことを書くのもと思ってるんですけど、髪切りました。
大きなコンサートが終わった後に開放感からバッサリ切って以来、1年半伸ばしたものです。
いつもはわりと、大きな本番→終わって解放感バッサリ、というサイクルで切ってるんですが(笑)
基本的に肩より下を保っているので、こんなに短くなったのはたぶん中学生以来です。
首が寒いです ^^;
切る前に長らく撮りなおしていなかったプロフィール写真も撮りなおしておきました。

美容室にて。最後の頃は、会う人ごとにこれだけ長いと圧巻と言われておりました。
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これだけ短くなるとなんでなんで!って言われるので、ここで書いておくと、
ヘアドネーション、という活動に賛同し、カットした髪は寄付させていただきました。

Japan Hair Donation & Charity

きっかけは尊敬するヴィオラの吉田先生がとっても綺麗な長い髪をされていて、なんで先生そんなに髪が綺麗なんですか、って聞いたところ、ヘアドネーションに寄付するつもりで・・というお返事が返ってきたことです。
ヘアドネーションというのは小児ガンなどで髪を失った子供さんに無料で人毛のウィッグをプレゼントする、という活動で、大阪の美容師さんが立ち上げられたそうです。
そうか〜、人のために伸ばしているからそんなに綺麗なのかと思って、影響されやすい私は(笑)シャンプーをオーガニックのものに(お高い)、ヘアワックスを天然オイルに、そしてドライヤーをできるだけ短くして、途中猛暑や湿気に心折れそうになりながらも地道に伸ばしました。
寄付するにはある程度の長さでも良いそうなんですが、できれば31cm以上あると、長い髪のウィッグをつけたい子のために役立つとのことで、切りたい誘惑に駆られながらも頑張って伸ばし続けました^^;
と言っても、1人から取れたとしても髪というのは長さがバラバラなので1体分作るのに30人分の髪が必要だそうです。私のはほんの一部になるのですね。

こういうことを書くのも偽善的と思われないかな、どうかねと思いましたが、活動自体がまだ知られておらず、ウィッグのための髪や、必要なお金が足りないそうで、少しでもお役に立てればと書かせていただきました。
私の周りでは吉田先生の他に、夏のセミナーで通訳をしてくださってる鈴木あおい先生もばっさりと切って寄付されています。
髪は自然に伸びるものだし、こんなことでお役に立てるのなら嬉しいですね^^
こういった善意は個々の判断に委ねられていますが、まずは、こういうこともあるのだと知って、興味を持っていただければ。

切った髪はなんと、42cmもありました!重さにして50g。板チョコ1枚分です。(軽い?)

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頭から離れた髪。不思議な感じ笑 
頭についているときは(長すぎて)引っかかったり、傷んでいるのが見えたりしてげんなりだったのですが、離れてみると意外とイケてるやん、て思いました笑
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ドナーシートに必要事項を記入し、一緒に送ります。
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カットしてもらうのには、活動に賛同して登録している美容室があり、スムーズで良いようです。
私の場合は行きつけの美容師さんが、協力してくれました笑
ノリノリでカットしてくれている動画が残っているので、アップできると面白かったんですが・・やり方がわからず^^;
意外と美容室でも知らないらしいので、こうして事情を説明して、カットしてもらうだけでも認知活動としてお役に立つんですって。

TIARA for hair
切ってくださったえいじさん、ありがとうございました(*^^*)

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あれ・・・

気づいたら明けていましたね、2017年おめでとうございます。
ふつつかなわたくしですが、本年もよろしくお願いいたします。

いつも出演スケジュールの告知がギリギリなので、今年の年賀状には直近の予定を書いてみました。
そうしたらこれが「予定が立てやすい!」と好評でしたので、載せます✨

クリックで拡大↓
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2016年直近の公演予定 (追加あり)
2.26(日)Berlinフルートデュオアーベント木内悠貴・小山文榮 with 宮田英恵
     @神戸ピアジュリアン
3.5(日)音楽の教室シリーズ4時間目 ロマン派Part1(仮称)@ホール杉
3.18(土)A due Passi ランチタイムコンサート(←今日決まりました)
5.13(土)木内悠貴・小山文榮フルートデュオコンサート@左岸(仮)
5.14(日)木内悠貴・小山文榮フルートデュオコンサート「ドイツ音楽の魅力」(仮称)
7,8月頃…デュオ アランチャ公演 in 名古屋(←昨日決まりました。近日詳細決定・・予定)

フルートさんが多そうです。たくさんコラボさせていただき有難いことです。
大好きすぎるイタリアン、A due Passiさんのランチタイムコンサートに今年も呼んでいただきました。
なんとマダム優美さんとの共演。とても光栄です(*^^*)

今年は八方ふさがりだそうです。(細◯数子かなんかだったかな…)
やるべきことをきちんとこなして、地に足つけて行動したいと思います笑

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ピアノレッスン

昨年から再開したピアノレッスン生さんの募集、当初は割と気楽な感じで
「まずは私のことを好きになってもらって、楽しく通ってくれればいいな」くらいに思っていました 笑
最近先生、実はちょっと欲が出てきまして、壮大な目標ができました。(おおっと)
それは「できるだけ長く続けてもらうこと」。

一般的なピアノ学習者もそうですが、プロを目指して音大を出た方まで含めてとにかく続けることのなんと難しいことか。
私は奇跡的にX0年間続いていますが、それでも途中リタイアしかけたり、一時本当に辞めてしまったこともありました。
それを思うと、大人になっても、おじいちゃんおばあちゃんになっても続けることって奇跡。
でもそういう人もちゃんといて、それを支えることの一つに「ピアノ、音楽が好きだ」ということ。
もちろん「上手になりたい!」「コンクールで賞を取りたい!」というのも続ける要素の一つですけど、
たいていの場合、個人差あれ一時的で、頑張れてしまう人こそ途中で燃え尽きてしまいやすい。
これだけ長くやっていると「人生で辛い時、音楽がいかに心の支えになるか、また嬉しい時は増幅するか」ということをよく分かっていますから、拙宅の門を叩き(今はピンポンを押す、か笑)、ご縁あって関わった以上、その感覚を共有できるようになるまで続けてもらえたら嬉しいなと思いました。

そういえば先日生徒さんの一人が、
「先生って、ずっとピアノの先生やる?」って聞くので
「うん、多分ずっと教えると思うよ」って答えたら、うーん、じゃあ大人になってもピアノ弾いてもいいかな〜って言ってくれたことがあって、ああ、教えていて本当によかったな〜とじんわりきました (*^^*)
なので、私も頑張って先生続けますから(笑)生徒の皆さんにも頑張ってピアノ続けてもらいたいな〜って思います。
もちろん私の師匠がそうであったように、私とは違った視点を持ついろんな先生のところへレッスンに行くのは良いことだし、積極的に新しいことを取り入れてくれたら嬉しいな、とも思ってます。

期せずしてたくさん生徒さんが集まってくださり、びっくりもありますが、それぞれに個性があり、それに対応するこちらも試行錯誤もしながらですけど、ピアノが好きっていうところはみなさん同じだったらいいなというのが願いです。それがあればいろんな事情で中断しても、きっといつかまたピアノが再開できるって思ってますし、そう言ってもらえるようにわたしもがんばります✨

・・と、たまにはレッスンのことも 笑

ただいまちょっと忙しく募集中断してますが、また近々再開しますのでちょっとお待ちください(^^;

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椅子

両脇でくるくる回して調節するピアノ椅子、どちらに回すと上がるか下がるか、ご存知でしょうか?
これはピアノトリビアではないかとひそかに思ってますが(笑)後ろに回すと上がります。

今日はあさっての教室シリーズの最後の合わせでプログラムをざっと通したのですが、
最後に残ったAppassionata(この順番憂鬱・・笑)、椅子をどれだけ低くしても、なかなか姿勢が安定せず、
しょうがないかと弾き始めたらやっぱりまだ高くって、どうも弾きづらく、
弾き終わってからようやく、椅子の向きが前後ろ逆だったのに気づきました 爆
あらためて、椅子の高さひとつでずいぶん弾きにくくなるんだな〜と痛感。
そして、いちおう事前に椅子の前後ろくらいチェックするべきだったなと反省したのでした (´Д`)

と、いうわけで(笑)
音楽の教室3時間目、古典派Part2「超個性!みんなちがってみんないい?」
はあさってとなりました。
古典派の作曲家からハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンを取り上げます。

2016年8月28日(日)14:00開演 13:30開場 
ホール杉 (羽島郡笠松町田代255-1)
入場料1,000円

ベートーヴェン作曲/ エリーゼのために WoO.59(小山)
モーツァルト作曲/ 歌劇【魔笛】よりパミーナのアリア「愛の喜びは露と消え」(林&久保)
ベートーヴェン作曲/歌曲「君を愛す」
ハイドン作曲/ 歌曲「牧歌」(杉山&小山)
お話[お子ちゃま&苦労人&偏屈者・・・色んな人生と共に音楽がある](杉山)
ハイドン作曲/ ピアノソナタ第35番 Hob.XVI 1楽章(久保)
モーツァルト作曲/ 歌劇【魔笛】より夜の女王のアリア「ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」(林&久保)

お話[“運命あるある”斬り!ざんねーん!!](久保)
モーツァルト作曲/ 【レクイエム】より「ベネディクトゥス」(林&杉山&久保)
ベートーヴェン作曲/ ピアノソナタ第23番「熱情」op.57 第1楽章(小山)

夏休み最終日でご予定のある方が多く、今回はまだまだお席に余裕あります。
当日でも大丈夫ですので、ご興味のある方ぜひぜひお越し下さい♪

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音楽をするということ

先日の室内楽セミナーを聴講して印象に残っていることを忘れないうちに覚え書き。

チェロの先生がピアノの受講生に対して「トリルの種類がワンパターンだね」(レッスン受けてた方、ごめんなさい…)
ピアノのトリルはとかくワンパターンになりがち。数をたくさん入れればいいと言うものでもないけど、つい拍に対していくつ、と杓子定規になり、どんなニュアンスのトリルなのか、を忘れてしまいがちです。
これは管、弦の方と合わせの時によく言われるので、ピアノ屋のトリルに対する考えの甘さを再確認して反省するポイントで、人ごとではなかったです。耳が痛い ^^;

ピアノの先生が、どんな音を出したいか、どんな風に弾きたいか、と質問して、受講生が答えた後に
「それはどこから来るの?どこからそう思う?」
続けて、
「音楽の勉強は練習だけではなくて、たくさんの良い音楽を聴くこと。今はYouTubeやネットですぐに聞けるけどそうではなくて、コンサートへ足を運んで聞く。いろんなことを感じて、たくさん(引き出しって言ったかな?)とにかく蓄積していって、それがもっと年齢を重ねた時にピタッと繋がる時が来る。そうしたらバラバラだったことが一気に繋がるんだ」
本当に納得の言葉だったのでちゃんとメモしなかったのが悔やまれます。。
とにかく、先生も35歳くらいまではなかなか試行錯誤の連続だったそうで、それを過ぎたら急にいろんなことが分かったって仰ってました。(今おいくつかは不明) ちょうど私も数年前にピタッと繋がる感覚を覚えてとても共感したので、この言葉を聞いて、自分が間違っていなかったんだと再確認できて嬉しかったのもありました。

お仕事上、若い方たちと演奏させていただく機会が多いのですが、ああ、同じ年くらいの頃自分もこんな風だったな、とか何を考えて生きてたっけ、とかよく考えます。(それもあり、いろんなことに寛容な気がする…笑)
でもどの年代を切り取っても、芯にあるのはいつも同じ、ピアノが上手くなりたい、(共演者のために)いい音楽をしたい、といつも思っていた気がします。時には方向性を間違えていた時もあったと思うんですが、幸い師匠始め友人など、ビシッと言ってくださったり、共感して励ましてくれたりする方達に恵まれて、なんとかここまできたのかな。

このところずーっと忙しくていろんなことが次々降ってきて、それをこなすのに精一杯だったのですが、案外慎重な性格なので(笑)一旦立ち止まって確認しないと不安になります。お風呂は私の瞑想タイムなんですが、ひさびさにここ半年くらいのことを振り返っていました。
去年は自分の身体に合った奏法の模索にとてもどん欲な年で、分かりかけてきたことを必死で形にしようとした一年でしたが、今年は奏法自体は安定して、実は最近技術的にとても困る、と言ったことは少なくなっています。
(身体的に無理なのは最初から諦める、というのもあるが 笑)
では、この先どう変わっていけばいいのか、何を目指したらいいのか、と考えた時にすぐには思いつかなかったのですが、ふと一年前にも奏法が完成したと思った時期があり、でもその後にまだ安定していないと気づくタイミングがいくつかあって、結局そこからまたぐんと変わったのだと言うことを思い出しました。なので、今は分からなくても、また一年後、今この時期を振り返って、ああ、あそこからまた一段上がったな、と思えるよう、まじめに取り組みたいな、と思います。

こんなことを書いていて、ふと思い出した記事がありましたので、リンクを。
内田光子氏(音楽部門)「1回しかない命、これ以外やりたくないこと。それは音楽」