lesson, ピアノのための身体作り, ピアノまわり, ピアノ奏法, ピアノ練習方法, メントレメソッド, レッスン(教える), レッスン(習う), ロシアピアニズム, 音楽

考えるのは楽しい

どうも、暇さえあれば身体の使い方のことばっかり考えています。
奏法研究は楽しいです。
なにがいいかって、自分を実験台にしてすぐ試せて、誰にも迷惑かけないところ!
色々試してみて、時々身体を痛めては整体の先生のところへ走って行って治してもらいます(^^;)
うち、小山文榮ピアノレッスン室って名前がついてますが、そろそろ奏法研究所とか名前を変えようかなと思うくらいです笑
が、本業はピアノ弾きなので、あまり逸れないようにしたいと思います笑

大野眞嗣先生のところへレッスンに通い始めて一年になりました。
伺う度に、いつも教えてくださる光賀先生が「新しい奏法がみつかりまして」とうきうきした様子で教えてくださるので(笑)教わる側も気が抜けません。。
その場でなんとなく、落とし込んで、そのあとメンタルトレーニングの花尾先生(←身体の使い方のプロ!)のところへ持ち帰り、必要な筋肉や、無駄な力の抜き方を一緒に解明してもらい、腑に落とし込む、ということをこのところ自分の中でのルーティンとしています。

さて、今回ロシアピアニズムレッスンで教わってきたことを早速、先日のメントレレッスンで一緒に考えていただき、どうやら第一関節を曲げないように弾くと良さそう、とたどり着きました。第一関節を曲げないで弾くのは、これまでのピアノ奏法の常識を覆す勢いのことなので、とても難しい。試しにセロハンテープを貼ってみよう、と花尾先生の発案で貼ってみた。
(大野先生のメソッドの内容については私の稚拙な文よりもこちらを☆ 大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく)

↓貼って弾いてみる(先生が剥がすことを考えないで貼ったので、後が大変だった笑)
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すると、音が1音目から変わってびっくり。
先生が「小山さんの頭の中が見えるようです!」というので、透視されているようで怖いですが(笑)そのくらい、私のやりたいことが明確に音に現れる効果が出たということで、鍵は第一関節というのがわかりました。

だが、練習のたびにテープを貼るのは面倒。
なにか、カポッとはめられるような器具はないかなと百均へ行って物色。
イメージはお裁縫の時の指ぬきでしたが、これはサイズが合わなくて除外。
↓こうしたい
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ダメですね、ちょっとでもスポ根感を和らげたくてハートをつけてみましたが、全然ダメ
いっそ「根性」とでも書いた方が良かったです

とにかく百均をくるくる回った末、マジックテープと、タピオカ用ストロー(笑)を買って、さっそく家で内職。
考えてみたらマジックテープは、凸凹を一枚につなげるのがとっても面倒であっさり断念
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↓使えたのはタピオカ用ストロー!これはとても具合がいい
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↓フィット感(太さ)も指が曲がらないように固定できる硬さもgood! タピオカ流行っててよかった〜〜笑
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(撮影者、母 足そっくり遺伝子の不思議)

だがこれ、意外と締め付けるのでこのまま弾いていると血が止まりそうです。。
ちょっと惜しいな・・・でもありがとうタピオカ!

ここで書いていることはあくまで、教えていただいたことを私なりの解釈で書いていますので、興味はあるけどよくわからない、という場合はレッスンに来ていただけましたら嬉しいです♪(宣伝)
現在は本番でベストな状態でパフォーマンスするためのメンタルトレーニングレッスンと、ここ数年かけて私なりに開拓してきました奏法、テクニックの向上のための方法をお教えすることができます。大野先生のメソッドは習得中ですので、早く消化してお伝えできるようになるよう、まだまだ頑張ります(*^^*)

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なんと

まさかの、レッスンだと思っていたら日にちを間違えていた件・・
先日誕生日で、年が一つ増えたのですが、そそっかしいのはなかなか治りません。

写真は全然関係ないですが、先日の誕生日で母がお祝いしてくれたケーキ屋さんです

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というわけで時間が空いたので久しぶりに投稿をと思いました。(←もっと書こう
ちょっと長くなりましたので、適当に流してお読みください
書くことはたくさんたくさん貯めてあるのですが(笑) 最近の大きな出来事は大野眞嗣先生の門下生発表会に出させていただいたこと!
とても緊張しましたが、先生が、「お祭りみたいなもんだよ」とおっしゃる通り、次々といろんな個性のピアニストさんが登場し演奏されるのを「聞くのは」楽しかったです✨ 自分の時はめちゃ集中してました笑

バタバタの会場で偶然お会いできた講師の比嘉先生と撮っていただけました
お忙しいのにありがとうございました!

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以前セミナーで知り合った、少し年上でとても尊敬しているピアニストさんがいて、先日その方から一度会って話したい、とお誘いを受けお茶をしてきました。
会えばお話はするけど、大変できる方で普段とてもお忙しいので、個人的に会ってお茶するなどこれまでなかったのですが、私も一度お話ししてみたいと思っていたので嬉しいお誘いでした。
どんなご用件かと思ったら、前に聞いた私の演奏に興味を持ってくださり、受けているレッスンなどについて知りたいとのこと。そう言われてみて改めて、私自身が今の状態に至る経緯を振り返ったのでした。

今持っている、私が音楽をする上で大事にしていることは、やはり大学の時からの師匠山下勝先生の影響が大きく(←本人が聞いたら嫌がりそう笑)、良い音楽家として、音楽、音とは、演奏活動を続けるに大事なことは、全般を徹底的に伝えられ(しかし師匠は天才なので、愚弟子は消化できなかった笑)→メンタルの強化のためについた花尾律子先生から、本当の意味でメンタルを強化するには演奏技術の向上が大切だと、演奏の基礎、音、奏法を根気よく修正し続けていただき→そろそろ自分のできることも限界かも、と思っていたところへ、大野眞嗣先生とご縁があって、これまでの奏法と全く異なるアプローチでの奏法を教えていただいてもうすぐ一年になるところ。

もっとも、この他にも影響を受けたたくさんの方や先生方の存在があって、ほんの数行で表せることではないのですが、大まかだとこんな感じ。
この中で一番大きかったポイントは、ある時山下先生から、もうレッスンなど来ていてはいけない、と言われたこと。
自分で考えて、弾かなければならない、必要なことは楽譜に全て書いてある(←とは学生の頃からXX年言われ続けたことですが笑)、と言って、突き放されたこと。先生を大変信頼していた私は、ええ〜〜ひどい!さびしい!と言いつつも(笑)頑固な私がその時は妙に納得して、離れました。(今でも飲みの席にはお付き合いくださる気さくな大恩師です)
花尾先生と並行してレッスンに行っていたので、2~3年はメンタルトレーニングレッスンのみになり、その間に花尾先生から私が自立してやっていく上で必要な技術、演奏の構築力、テンポ感、練習の仕方、体力づくりまで弱点を徹底的に強化していただきました笑
この期間は、これまで長いことピアノを弾いてきたけど、一番濃くて、伸び率の高い時期だったと思います。先生はフルーティストなので、音量のコントロール(←フルートにとって絶対!)、ダイナミクスの作り方、掛け合いなど質の高いフルートアンサンブルのためにずいぶん鍛えていただきました。まだまだですが。

小柄で骨もあまり太くないので、大きな動きなどはどうしても技術的に不得手で、その点を心配のないレベルにするにはなかなか難しく、でも一般的に依頼のくる曲程度のテクニックの難度は自分で消化できるようになっていたので、このまま、不得手な曲が来たら時々大変な思いをしながらもなんとかしていくのかな〜、でもちょっとしんどいかもとぼんやり思っていたところへ、たまたま(本当に絶妙なタイミング笑)大野先生とのご縁をいただき、大野先生のメソッド(←日々アップデート中なので気が抜けない!)によって、倍音をたくさん含む、より豊かな響きを持つ音を出すためのテクニックを教えていただきました。技術の向上のためのアプローチではなかったのですが、結果今では技術の面でもまた一段と楽になりました。

そんなこんなを経た今の自分の演奏が、他の、しかも素晴らしい方だなぁ、と思っていた方のお耳におっと止まるようになったとは、とても嬉しかったです。音楽はもちろん地道な努力ありきですが、たくさんの好奇心と、それから現状維持でなく、常にもうちょっと、もうちょっとと欲し続ける欲張りな姿勢も必要かもしれません。ほんのちょっとずつ、欲を出していくと、自分の最低ラインが数ミリずつでも底上げして行って、そうすると見えてくる光景、引っかかってくる物や人が変わってくるかも。
私は決して英才教育でも出来の良い生徒でもなかったので、普通の、努力を続けてらっしゃる方ならきっともっとスマートに変われるんじゃないかな〜と思います✨

今年の初めに他界した白わんこの若かりし頃(*^^*)
私が人生の半分くらい苦楽を共にした子です。

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ショパンのエチュード

「大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく」よりショパンのエチュード ←クリックプリーズ!

私、学生の頃スタミナがなくてショパンのエチュード一曲まともに弾けなかったのです。
その頃は技術的なことかな、とか体力ないからかなと思っていたのですが、これを拝読してそうなのか〜と納得。
普通のエチュードの弾き方では弾けないのですね・・汗

昨日はレッスンに伺ってきましたが、早速この奏法を教えてくださいました✨
この記事ではショパンの、となっていますが、モーツァルトにも使えるよと教えていただき、
早速今持っているモーツァルトのソナタで試したところ、音色が一気に明るくなりました。
いくつかコツが必要で、色々気をつけることはありますが、打鍵と発音のタイムラグがなくなり、一気に弾きやすくなりました⤴︎
ちょうどモーツァルトのコンチェルトの伴奏譜が来ているので(←大変 汗)早速実践してみようと思います。
毎回、先生が長年かけてコツコツと解明されてきたことを惜しげも無く教えてくださるのです。本当に有り難いなぁと思います。