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椅子

両脇でくるくる回して調節するピアノ椅子、どちらに回すと上がるか下がるか、ご存知でしょうか?
これはピアノトリビアではないかとひそかに思ってますが(笑)後ろに回すと上がります。

今日はあさっての教室シリーズの最後の合わせでプログラムをざっと通したのですが、
最後に残ったAppassionata(この順番憂鬱・・笑)、椅子をどれだけ低くしても、なかなか姿勢が安定せず、
しょうがないかと弾き始めたらやっぱりまだ高くって、どうも弾きづらく、
弾き終わってからようやく、椅子の向きが前後ろ逆だったのに気づきました 爆
あらためて、椅子の高さひとつでずいぶん弾きにくくなるんだな〜と痛感。
そして、いちおう事前に椅子の前後ろくらいチェックするべきだったなと反省したのでした (´Д`)

と、いうわけで(笑)
音楽の教室3時間目、古典派Part2「超個性!みんなちがってみんないい?」
はあさってとなりました。
古典派の作曲家からハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンを取り上げます。

2016年8月28日(日)14:00開演 13:30開場 
ホール杉 (羽島郡笠松町田代255-1)
入場料1,000円

ベートーヴェン作曲/ エリーゼのために WoO.59(小山)
モーツァルト作曲/ 歌劇【魔笛】よりパミーナのアリア「愛の喜びは露と消え」(林&久保)
ベートーヴェン作曲/歌曲「君を愛す」
ハイドン作曲/ 歌曲「牧歌」(杉山&小山)
お話[お子ちゃま&苦労人&偏屈者・・・色んな人生と共に音楽がある](杉山)
ハイドン作曲/ ピアノソナタ第35番 Hob.XVI 1楽章(久保)
モーツァルト作曲/ 歌劇【魔笛】より夜の女王のアリア「ああ、恐れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」(林&久保)

お話[“運命あるある”斬り!ざんねーん!!](久保)
モーツァルト作曲/ 【レクイエム】より「ベネディクトゥス」(林&杉山&久保)
ベートーヴェン作曲/ ピアノソナタ第23番「熱情」op.57 第1楽章(小山)

夏休み最終日でご予定のある方が多く、今回はまだまだお席に余裕あります。
当日でも大丈夫ですので、ご興味のある方ぜひぜひお越し下さい♪

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音楽をするということ

先日の室内楽セミナーを聴講して印象に残っていることを忘れないうちに覚え書き。

チェロの先生がピアノの受講生に対して「トリルの種類がワンパターンだね」(レッスン受けてた方、ごめんなさい…)
ピアノのトリルはとかくワンパターンになりがち。数をたくさん入れればいいと言うものでもないけど、つい拍に対していくつ、と杓子定規になり、どんなニュアンスのトリルなのか、を忘れてしまいがちです。
これは管、弦の方と合わせの時によく言われるので、ピアノ屋のトリルに対する考えの甘さを再確認して反省するポイントで、人ごとではなかったです。耳が痛い ^^;

ピアノの先生が、どんな音を出したいか、どんな風に弾きたいか、と質問して、受講生が答えた後に
「それはどこから来るの?どこからそう思う?」
続けて、
「音楽の勉強は練習だけではなくて、たくさんの良い音楽を聴くこと。今はYouTubeやネットですぐに聞けるけどそうではなくて、コンサートへ足を運んで聞く。いろんなことを感じて、たくさん(引き出しって言ったかな?)とにかく蓄積していって、それがもっと年齢を重ねた時にピタッと繋がる時が来る。そうしたらバラバラだったことが一気に繋がるんだ」
本当に納得の言葉だったのでちゃんとメモしなかったのが悔やまれます。。
とにかく、先生も35歳くらいまではなかなか試行錯誤の連続だったそうで、それを過ぎたら急にいろんなことが分かったって仰ってました。(今おいくつかは不明) ちょうど私も数年前にピタッと繋がる感覚を覚えてとても共感したので、この言葉を聞いて、自分が間違っていなかったんだと再確認できて嬉しかったのもありました。

お仕事上、若い方たちと演奏させていただく機会が多いのですが、ああ、同じ年くらいの頃自分もこんな風だったな、とか何を考えて生きてたっけ、とかよく考えます。(それもあり、いろんなことに寛容な気がする…笑)
でもどの年代を切り取っても、芯にあるのはいつも同じ、ピアノが上手くなりたい、(共演者のために)いい音楽をしたい、といつも思っていた気がします。時には方向性を間違えていた時もあったと思うんですが、幸い師匠始め友人など、ビシッと言ってくださったり、共感して励ましてくれたりする方達に恵まれて、なんとかここまできたのかな。

このところずーっと忙しくていろんなことが次々降ってきて、それをこなすのに精一杯だったのですが、案外慎重な性格なので(笑)一旦立ち止まって確認しないと不安になります。お風呂は私の瞑想タイムなんですが、ひさびさにここ半年くらいのことを振り返っていました。
去年は自分の身体に合った奏法の模索にとてもどん欲な年で、分かりかけてきたことを必死で形にしようとした一年でしたが、今年は奏法自体は安定して、実は最近技術的にとても困る、と言ったことは少なくなっています。
(身体的に無理なのは最初から諦める、というのもあるが 笑)
では、この先どう変わっていけばいいのか、何を目指したらいいのか、と考えた時にすぐには思いつかなかったのですが、ふと一年前にも奏法が完成したと思った時期があり、でもその後にまだ安定していないと気づくタイミングがいくつかあって、結局そこからまたぐんと変わったのだと言うことを思い出しました。なので、今は分からなくても、また一年後、今この時期を振り返って、ああ、あそこからまた一段上がったな、と思えるよう、まじめに取り組みたいな、と思います。

こんなことを書いていて、ふと思い出した記事がありましたので、リンクを。
内田光子氏(音楽部門)「1回しかない命、これ以外やりたくないこと。それは音楽」

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2016 ドイツカンマーゾリステン室内楽講習会

暑いですね〜
岐阜は、9日間連続猛暑日が続いているそうです。今年も全国一位をとる気満々です(気温ね)

この土日はドイツカンマーゾリステン講習会を聴講に行ってきました。
生徒さんのレッスン〜ロシア歌曲のお供からの聴講で、暑さもありけっこうハードでしたが、がっつり半日聞かせていただきました。
受講生は皆さん、すっごく上手いし、だからレッスンの内容もハイレベルでたくさん刺激を頂きました。先生方のアドバイスも的確だし、ああ、そうだったと再確認したり(耳が痛い)、注意やアドバイスを受けているレッスン生さんは人ごとでなくて、私自身でもあるなぁと言う気持ちで受けてきました。充実した濃い〜〜時間で、時間を忘れて没頭しました。
熱いレッスンの反面、ちょっとスタジオは寒くて、そこは戦いでした 笑
知人の作曲の先生も一緒に聴講されて、とても満足の内容だったようです。ご紹介した甲斐がありました♪
来年は一緒に受けましょう〜、がんばるぞ〜と誓いました。
先生方はもちろん、去年受講した時にお世話になった通訳の先生や、知り合った受講生さん、学生さんにも再会できたりしてそれも嬉しかったです。

さて、そんなスーパーレッスンをしてくださった講師陣によるコンサート、いよいよあさってです。
一枚のチケット明日のメニコンホールで行われるセミナー受講生と講師陣による修了コンサートも聴けます。
私は両日伺う予定です♪
レッスンでも素晴らしい演奏を聞かせてくださった皆さんのステージ、楽しみです^^
年に一度だけ聞けるチャンスなので、ご興味のある方、ぜひ✨ 超オススメです。

詳細は、こちら。
ドイツカンマーゾリステン 夏の夜の室内楽コンサート

あれっ、ピアニストの先生のHPを見たら、なぜか日本語表記が!笑
Thomas Hell

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夏休み

お子達は夏休みですね〜✨ いいですね、たんと遊べよ 笑

さてめまぐるしい上半期が終わり、ようやく落ち着いたと思っていましたが8月また思いのほか忙しいです。
伴奏ではいまフルートの現代曲を持っていて、曲の背景も構造もなかなか過激なんですが、
先日の合わせの途中でお茶を入れにキッチンに立った時に母に
「どう、あの曲、ちゃんとなってる?」と聞いたところ、
「うん、なんか普段ピアノだけ練習してるの聞いてるとよく分からないけど合わさると✨綺麗✨だねえ」
とナナメ上の返事が返ってきました。
死者を弔う挽歌が綺麗とは、うちの母もなかなかなセンスです 汗
私の練習でいろんなものを強制的に聞かされているうちに、普通の曲では物足りなくなっているんでしょうか 笑
とりあえずとてもとても大変な曲で、マズい、いつになったら弾けるのか分からないと思った難曲。
フルートさんが「こういう曲はなかなかピアニストさんに頼みづらい」と白状してました 爆

そうそう、この件のA.ジョリヴェさんですが、今ちょっと調べたところ、
「インフルエンザをこじらせて亡くなった」そうで、びっくり。
実は私、今年のはじめ人生初のインフルエンザにかかり、大変しんどい思いをしたのですが、
こういうのを知ると医療が発達した現代で良かったなぁ、とつくづく思います。