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ピアノ、上達のポイント

こんにちは、
今日は着実に上達していく生徒さんの傾向について、お話したいと思います。
ここでは、早い、遅いではなく、着実に、というところに重きを置いています。

まず、ピアノだけでなく、何か上達したくて継続して練習する、というのはとても難しいことだということをお伝えします。
子どものレッスン生さんの場合、保護者の皆さまにお尋ねしますが、ご自身が何か習い事をされたとして、毎日継続して練習する自信はありますでしょうか?

もし、あります!と仰る方は、もうそれだけで努力する才能がありますし、その背中を見ているお子さんもきっと同じように継続するでしょう。

ないです、という方
それは普通ですのでご安心ください笑

私も音楽を仕事にしてはいますが毎日そこそこの集中力で練習をするのにはまあまあな覚悟が必要です。
好き=仕事となればまた別ですが、仕事となれば好きだけでもできないこともあると思います。

前置きが長くなりましたが、これはと思う上達される生徒さんの特性を、今日は3つ挙げたいと思います。

①親が子どものやることに関心を持っている
これは最も大切かもしれません。
拙レッスン室にやってこられるお子さんを見ていると、親御さんのことが大好きなのが伝わってきます。お母さん、お父さんに褒められると俄然やる気が出るようです。(思春期になると今度は難しいですが・・)
おうちで褒めていますか?毎日練習していて偉い、って伝えていますか。そんなの当たり前でしょ、なんて言っていないでしょうか。

生来の音楽好きなどとよほど特殊でない限り、自らの意思で練習に向かう子供は稀有です(笑)

ここへ通う、と決めてくださった生徒さんには最初に練習ノートをプレゼントしています。ピアノに通い始める頃は小学校に上がるか上がらないかくらいの頃ですから、字を書くのも遅く上手に書けません。
字が一人で書けるようになるまで、親御さんがサポートしてらしたり、こまめにチェックしてらっしゃるお子さんは練習することが歯磨きやお風呂と同じく自然な習慣と感じるようになるようです。

②親が子供を認める、肯定している
きっとどんな親御さんも子供にこうあってほしい、こうしてほしいと思いがあると思います。
時々レッスンで「これをやらないとお母さんに怒られる」と言う子がいます。
お母さんは○○ちゃんに期待しているんだね、きっと上手になってほしいんだね、と伝えます。
これもお子さんのタイプによっては有効な場合もあり、さじ加減も難しいところなのですが、毎日否定されたり、怒られたりすると、自己肯定感の低さがなかなか取り払えない子になる可能性もあります。
私も大人になってからも長らく苦しみましたが、自己肯定感が低いと、何をやっても自信がなく、自分を能力以下に見積もることが多いです。
脳科学の話になるのですが、人は何かをする前にネガティブな言葉を聞いたり、イメージすると、それだけで本来の能力より発揮するのが難しいそうです。ネガティブな言葉を発した本人(の脳)も影響を受けるそうです。これは怖い。

レッスンで何かアドバイスを受けた時に(否定されたと)凹まずにそれをしっかり聞き、これを練習したらもっと上手になれるんだなと良いイメージができるお子さんは、保護者さんがご家庭で成功したら共に喜び、失敗しても気持ちに寄り添ったりしっかりと受け入れていらっしゃるように感じます。
(幸い拙レッスン室の保護者さんにとても多いです。ありがたや〜)
これが発表会でのメンタルにも関わってくるので日々かける言葉選びはとても重要なんだなと感じます。

参考リンク
日本にメダルをもたらした脳科学者が語る子どもの可能性を引き出す10のポイント
https://benesse.jp/kosodate/201802/20180226-1.html

脳が変形するって本当!? 子どもの脳を傷つける “親のNG行為”
https://kodomo-manabi-labo.net/brain-maltreatment

③素直であること
究極ですが、これに尽きます。
例えば少しイメージを膨らませてみましょう。

■何かの注意が脳をめがけて飛んできます。それを実行すればあなたの暮らしはより良くなります。その時、

A. 脳に関所があり、一旦そこで止められます。いる?いらない?と判断している隙に、脳は、これをしない方が日常的で安心だ、と跳ね除けます。(これは本能です)

B. 脳は開放的で、するんと受け入れます。受け入れてみて、そのあと考えよう。とりあえず試してみよう。
その後、要る、要らないの選択をする。

もし受け入れた結果良くなるのであれば、どちらのスピードが速いでしょうか。

するんと受け入れると言うのは元々の性格も影響するかもしれませんが、日々のトレーニングで培われます。
少し変わりますが、対人関係のトレーニングでもよく聞きますね。
「でも、だって」というのをやめてみる。ということです。

人の行動には防衛本能から来るものもあり、外部から身を守るために、一旦疑ってみる、というのは生存のための本能とも言えると思います。これも大切な能力ですね。
あんまり素直すぎても嘘や詐欺などすぐ信じてしまったりするかもしれません。(私は実は嘘や冗談をすぐに信じてしまいます笑) できれば教わるときと、日常生活で使い分けができると良いのかもしれません笑

ここではお子さんの視線で書きましたが、親御さんはご自分が子供だったら、大人の生徒さんはご自分に、保護者の部分をご家族に置き換えてみてください。

もし当てはまらないと思ったとしても、がっかりなさらないでください。
今日からちょっとずつ変えてみることが大切です。きっとできます。


長くなりましたので今日はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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レッスン内で

ある曲で、ほとんど同じことが2回続くのに、2回目は音がわずかに違う箇所があり、生徒さんが苦戦していた。
どっちの音かどうしても一瞬迷いが出てしまい、音楽が停滞してしまう。
私も経験がありますが、こう言うパターンはけっこう本番でも怖くて、勢いで覚えるといざと言うとき間違える可能性もある。(しかもそのあとの展開によっては修正が利かないこともある汗)

いくつかの方法を試して、生徒さんがようやく納得のいく確実性のある方法が見えて、うまくいったあと、少しフリーズしてらっしゃるので、
「大丈夫ですか?納得いきましたか」と尋ねたら「あ、いえ、こういう方法があるんだなと思って」と仰るので、ほっとしました。
「私は本番で怖い、と思う場所を一つもない状態にしておきたいんです。怖い、と思う箇所が一つでも残っていると、メンタルもぶれるし、その箇所だけでなく、もしその箇所を乗り越えたとしてもほっとして思わぬ失敗をするリスクがありますからね」
とお伝えしたら、
「とても納得です」と言われた。

それで思い出したけれど、こう言う思考になったのはメンタルトレーニングの鍛錬の結果で、花尾律子先生のところへ伺った当初、メンタルのお話もたくさんしたけれど、ピアノテクニックや音楽の構築、体の上手な使い方についてもかなりしごいていただいた。(余談ですが先生はフルーティストです)

世のメンタルメソッドの多くもそうであると思うのですが、花尾先生のメソッドは「自分の技術に絶対的な自信を持つことが、自信(自分を信じる)の裏付けとなり結果本番でのメンタルの支えとなる」と言うことが前提となっています。
ですので、おそらくメンタルトレーニングの効果も、本当の意味で現れるまでにはかなり長くかかります。
ちなみに私の場合ですが、大学院の受験で派手に失敗したあと(笑)、原因はメンタルの弱さだと思って最初に先生のところを訪れたのが2013年の春(8年前)、そこから大学院を受験しましたが2度目も失敗し、大学院でなく先生のもとで研鑽することを決めました。
そこから、徐々に本番が怖く無くなってきたのがたぶん2〜3年後、集中力や技術的にも徐々に安定してきて、時々曲によっては怖い箇所がある、と言う段階になったのがそこから1〜2年後、さらにそのタイミングでロシアピアニズムの大野眞嗣先生につき、少しずつ技術や音の面で不安がなくなってきて今に至ると言う感じです。
現在の私は大学の時の恩師山下先生から教えられたことを軸にしながら、花尾先生、大野先生によって肉付けしていただいた感じかな、と思います。

みなさまがどこまでの高みを求められるか、それぞれの理想はわかりませんが、私のような凡人でも先生方のおかげで引っ張り上げていただき、少しは成長しているかな、と自負することができてきました。
私が高校生だった頃、ある先生が「技術は16歳くらいまでにつけないと、ストップする。後は伸びない」とおっしゃったのが印象的で、若い私は、そうか、じゃあ私はもうダメなんだなと思ったものですが、今思えば、全くそんなことはなく、むしろ運や気づきによっては30代からでも大きく変わることができると思っていますし、自分の経験からも、人はどこまでも探求することができるし、可能性は無限だなと実感しています。
伸び悩んでいる方がいらしたら、何かのヒントになれば幸いです。
人生折り返し地点ですが、ここから先は年齢と身体、心の変化を受け入れ、また成長していけたらいいなぁ。。

ところで、私事で恐縮ですが、実はテクニック的に不安なところの解消が結構得意で、レッスンで生徒さんの「困った」ポイントを見つけるとつい火がついてしまいます。
レッスンの中で否定したり、怒ったりは多分一度もないのですが(笑)、テクニックでこう言うところが困っています、と言われると急に「よし」とスイッチが入り、スパルタになります。。笑
みなさまついてきてくださってありがとうございます。

こちらは大野先生のブログからご紹介させていただきますが、確かにレッスンではピアノも教えるけど、人生相談だったり、哲学みたいなことを一緒に共有していることも多いかもしれません。。
9.私の教育方針と「稽古」について
https://ameblo.jp/chipmop1021/entry-11125406186.html

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不安は残さない

小さな生徒さんもたくさんきてくださっていますが、大人になって再開されたり、よく弾けているけどもう一歩伸び悩む、という大人の生徒さんもプロアマ問わずきてくださっています。

自分が演奏業とメンタルコントロールの方法を実践しているせいか、レッスン内でも「苦手な箇所は取り去る」ということを徹底している気がします。どんな方にも「不得手な箇所」「テクニック的な不安」はあると思います。
私はそんなに厳しい方ではないと思ってますが(笑)生徒さんが発表会、人前で弾く時など、本番に臨む際の不安要素を一つでも少なくしておきたいと思っていて、そこを追求します(時々しつこくてごめん笑)。
それが本番で安心して弾けることにつながり、結果的にメンタルの安定につながるからです。

生徒さんが「ここ、怖いなって思ってたところが弾けるようになった♩」と言ってらっしゃるのを聞いて、こうあったらいいな、と思ってお伝えしていたことをしっかり受け止めてくださってたのだな〜と心から嬉しくなりました。
皆さんが持っている可能性を引き出せるレッスンができたらいいな、と思っています。
私も生徒さんの個性に向き合うことでたくさんの発見があります。いつもありがとうございます。

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オンラインレッスン始めてます

どうも。
ほんとうに世間はころな一色ですね、私たちはなんにも、手も足も出ません笑
医療従事者の皆様、スーパー、ドラッグストアの皆様、そのほか働いていらっしゃる皆様、ほんとうにありがとうございます。
とりあえず、家族や友人、親しい方やそのまた大切な方たちが健康に生活できていることに感謝して、日々生きております。

そんな中ですが、やっぱり音楽芸術は大事。世間でどんなに冷たい風が吹こうとも、音楽が隅に追いやられようとも(案外みなさん優しいけど笑) 私たちはそこを忘れないでいたいなと思います。
そんなわけで、オンラインレッスン始めております。
最初は試行錯誤、お試しで見させていただいた方にご協力、ご不便をおかけしながらでしたが、始めてみると楽しいな〜、生徒さんも集中力が上がるやん、なんて思いながらレッスンさせていただいております。
この状況で、むしろこれまでより広くみなさまに受けていただけることに気づきまして、新規オンラインレッスンの受付を始めております。
他の先生方のオンラインレッスンの様子を拝見しながら、みなさますごいな〜、私は何がお教えできるかな、と自身が普段お伝えしていることを振り返っておりましたが、案外お役に立てることもあるかもしれません。

ピアノ
・テクニックの基礎
・技術的な難所の解消
・ダイナミクスの上手な付け方
・楽曲解説
・運指の工夫
・上手なペダリング
・体の上手な使い方
・脱力
・適した良い音色の作り方
・曲ごとの個性の作り方
・練習の仕方
・本番で崩れないメンタルの作り方

その他
・アンサンブルのコツ
・合唱の伴奏のコツ
・メンタル (ピアノ以外も可)

私のピアノのレッスンで特徴的なのは練習の仕方でしょうか。弾けない箇所をなぜ弾けないのか一緒に分析し、練習の仕方までお伝えします。
私自身が普段から時間に追われて曲を仕上げることをしていますので、多分、効率の良い練習の仕方をしていると思います。それをお伝えします。
一般的に弾けないところを的確に指摘される先生は多いかと思いますが、練習方法をお伝えするのは私のレッスンの個性かもしれません。
ご自分でも弾けるが、いまいち伸び悩んでいらっしゃる方にもおすすめです。

他には技術的に引っかかるところの解消です。
苦手なところを抱えたままで本番を迎えるのはとても怖いですね。そんなところを一つでも減らしていき、本番で安定した演奏を披露していただけることを目指しております。
一方的でなく、生徒さんの困っているところを聴取し、一緒に解決していくスタイルをとっております。
また、私は小柄ですので、体や手が小さな方のお悩みがよく分かります。特にそういった方で弾くことで無理なさったり、体の痛みがある方はよろしければ一度ご相談下さい。

【レッスンについて】
現在、月、火、水、土をレッスン日として稼働しております。
月、火、水の朝10時〜14時までと、木曜終日をオンラインレッスンのために試験的に開放してみたいと思います。その他ご希望がありましたらお問い合わせください。

対面レッスンでは通常グレードによって分けておりますが、オンラインレッスンは一律としております。
30分 3,000円
45分 4,500円
60分 6,000円 (音大生、セミプロ、プロ、メンタルでお悩みの方向け)
90分 9,000円 (音大生、セミプロ、プロ、メンタルでお悩みの方向け)
(いずれも22歳以下は1,000円引き)

電子決済も今後検討しておりますが、今のところお振り込みを5日前までにお願いしております。お手数おかけいたします。
あまり決め事は好きではありませんが、恐れ入りますが
前日のキャンセルはレッスン料の50%、当日キャンセルは80%ご負担ください。
3日前まででしたらレッスンの振替、キャンセルでしたら返金いたします。

初回レッスンは30分無料です。1回だけや、不安になった時の不定期の受講ももちろん歓迎いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
メンタルというデリケートな部分を扱っているため、普段から守秘義務については気をつけております。できれば内緒で受けたいな、という方もご安心ください。
なお、メンタルのレッスンについては長期戦になりますので、月一回は受けていただけると嬉しいです。

【レッスンを受ける時の準備】
スマートフォンがあれば結構ですが、イヤフォンを使われると聞き取りやすいようです。安定したWi-Fi環境の元で受講ください。
iPhoneの方はFaceTime、Androidの方はzoomまたはskypeが良さそうです。
事前に演奏動画を送っていただけましたら、より内容の濃いレッスンを受けていただけるかと思います。3日前くらいまでにいただけましたら助かります。

【講師はこんな角度で映してます】(顔も見えます笑)

事務的な内容となっておりますが、基本、レッスンは楽しく、生徒さんにはリラックスしていただいた方が伸び率も高いと思っていますので、レッスンでは生徒さんを笑わせることに力を注いでいます笑

どうぞよろしくお願いいたします。






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コロちゃん

どうもこんにちは、コロナウィルスです。
みんな、コロちゃんって呼んでね!

・・いきなりふざけてすいません。
同業の皆様は軒並みお仕事がキャンセルになられて、大変だし、いやもう笑うしかないです。
私は幸いこの時期にはありませんが、色々と控えており、今後の動向が気になるところです。

確かに新しいものでその能力は未知ですが、恐れても始まりませんので、
せっせと手洗いうがいと感染予防に、自己免疫力を上げて、と自身も努めておりますし、皆さんにもオススメしています。

普段から、伴奏ピアニスト、ピアノの先生という仕事柄、自分が病んでは人様にご迷惑をかけることになるので、それはそれは気をつけております。自慢になりますが(爆)ここ3年ほど、風邪、インフルエンザでお医者にかかっておりません。

もしかしたら、自分が何気なくやっていて、健康でいるかもしれないことを書こうと思いました。

手洗いうがい
生徒さんがいなくなるちょっとの隙間時間にもささっと洗います。レッスン室にはお白湯を置いて、乾燥防止に努めております。

ヨーグルトとはちみつ
毎日。ちょっと、調子が悪いな、という時は特に一食置き換えるくらい大量に摂ります。ヨーグルトは人によっては合わないようですので、ご参考までに・・

ストレッチ
朝と晩に必ずほぐします。特に背中。血行促進。

ホットタオル
目をとても使うので、毎日1日の終わりに目を温めます。

入浴
体温低めなので、すぐ冷えます。夏でも浸かります。
時間がある時は温泉に行きます。

白湯を飲む
体が冷えやすいので、毎日800ccくらいとります。

深呼吸
頭痛持ちなのですが、お世話になっている整体の先生に、酸素不足から、来るよって言われてから意識的に深呼吸してます。血行促進。

睡眠
不足すると使い物にならないのでよく寝ます。7.5〜9時間くらい寝ます。

笑う
笑うと自己免疫力が高まるそうで、気分が塞ぐ時はYouTubeで笑える動画見てます。

思いついたところではこんな感じです。
十分に休息する、体を冷やさない、水分を摂る、腸内を健康に保つということかなと思います。
以前は、練習が第一、でしたが、今はそれよりも体のメンテナンスの方に時間をかけるようにしています。
私の調子が生徒さんや、共演者さんに影響するので、演奏の出来も大事だけど、それ以上に健康的でいるのが大事だな、とここ数年で気づきました。
良い気づきだったと思います。

どれも、簡単にできることと、実践して悪いことはないと思います。もしよかったらご参考になさってください♪

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2020年発表会

今年もこの時期がやってまいりました笑
そして例年通り、私は準備が遅い!笑笑

今年は並行していくつかのことを持っており、特に頭の中が騒がしいです。
何が抜け落ちてましたら、皆様遠慮なく叱ってやってくださいませ。

というわけで、
2020年3月28日土曜日 13時半頃←開始で発表会があります。
場所は皆様、おなじみのホール杉さんをお借りします。
今年はご予定のある方もいらして、参加人数も控えめなので色々例年と違うところがあるかもしれません。ご容赦ください。
その分こじんまり、和気藹々とやりましょう。
まずは、めったにない機会を楽しんでいただけたら嬉しいです。

さて、アンサンブル屋の私ですから、毎年ゲストをお呼びしております。
(昨年は不測の事態でメントレ&ソロのワンマンショーでしたが笑)
今年は誰に来ていただけるかしら、と思っておりましたが、
なんと、
友人のフルーティスト木内悠貴くんが来てくれることになりました。(わーい)
いやもう、ほんと、私の思いつきに御殿場?東京?とにかく遠方から吹きに来てくれます。
ありがたや〜〜
何吹いてくれるんだろ( = 何弾かされるんだろ)。

ゲストが決まれば私は安心。あとは生徒さんにも一緒に頑張ってもらうだけです。
各自いつもより、すこーしだけ背伸びな曲が渡っているかと思いますが、できるだけの準備をして、悔いのない演奏ができるよう、お手伝いできたら嬉しいです。

また、詳細は、各自お伝えしますし、こちらでも書いていきます。

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ロシアピアニズム

11月2日(土)ルーテル市ヶ谷ホールにて、大野眞嗣先生の門下生発表会が終わりました。
私はシューベルトの即興曲作品90-3を弾かせていただきました。
お世話になりました、先生方、有難うございました。楽屋でご一緒してくださった皆様、有難うございます。

本番前々日にレッスンに伺ったのですが、もう、直前だし、先生の御宅のスタインウェイでタッチと、ながれを確認させていただくくらいかな〜と思っていたのですけど、「また新しいタッチが見つかりまして✨(←滝汗)」
と仰るので、結局新しい奏法を使っての修正?のような感じでした。

その後も練習室を借りて、確認作業をし、本番では。。それが出せたのかどうかわかりませんが、
とにかく、教えていただいたタッチと音を再現せねば〜と、いう思いで、ただでさえ遅かったテンポ設定が、弾き始めたらさらに遅くなっており(笑)おそらくは世界最遅!7分はかかってしまったかもしれない。とにかく一音一音鳴らしていったら終わった、という感じです笑
根気よく聞いてくださった方、ありがとうございます。

レッスンの時に、大野先生から、「最初は何きっかけで来たんだっけ」と言われまして、振り返ると私は、SNSの音楽友達(これまた大野さんと仰る)が大野先生のブログをよくチェックしていて、それで興味を持ったのがきっかけでした。
ちょうど大曲シューベルトの「しぼめる花・・」のテクニックに苦戦した直後で、自分の技術的に限界が見えてきたかなと感じていたとき、ログの一つを拝読して、この先生なら、なにか変われるかも、と思ったのです。

レッスンに伺ってその日に、つまづいた技術で自分に足りないのはこれだ、と思って、目先の技術的な解消にとらわれず、とりあえず通ってみよ、と思ったのでした。(←芸術と技術は表裏一体、大野先生のところへ通うにはかなり不純な動機でしたけど笑)

そこから、2年。(先日の10/10で丸2年でした)
結果、音も格段に良くなったよ、といろんな方から言っていただけるようになりましたし、これまでと違う筋肉を使うので、そのトレーニングによって、技術的にもずいぶん楽になり、私のお仕事はアンサンブルだけど、倍音が増えたことによって、倍音楽器との合わせでソリストさんに楽してもらえるようになりました。

といっても、なんか、歌いやすい、吹きやすい、等で決定的な確信はこれまでなかったのだけど、今日、フルーティストでメンタルトレーナーの花尾律子先生のところで、フォーレを初見で合わせた時、私は初見でいっぱいいっぱいだったのですが(←フォーレの和声はよくわからん!爆)、何だかわからないけど、めっちゃ合わせやすくなってます!と言ってくださって、びっくりしました。
「なんだかわからないけど」というのは一番嬉しいし、こういうのは、分析してしまうときっとつまらなくなってしまうのですが(笑)おそらく、これまでの私のピアノの音が一本の線とすると、その幅が太くなり、結果フルート側がきっちり音程を合わせに行く必要がなくなって、楽なのかもしれない、とのことでした。

ものすごく面白い結果!
それをバシッと言い当ててくださった花尾先生もすごい!
そしてここまで根気よく育ててくださった大野先生、トレーナーの先生に感謝です。
私は大学を卒業してずいぶんなりますが、一般的に、技術の伸びしろは20代まで、と言われる中で、まだまだ、余地があるのにも驚きましたし、人の可能性、ピアノの可能性は無限だし、そして探究心を忘れないことは大切だな、と感じました。

書きたいことは山ほどありますが、スッキリ読んでいただくために、短めにまとめてみました。



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外観を変えてみました。

以前のテーマ、落ち着いていて気に入っていたのですけど、スマートフォン経由だと、プルダウンで項目を選択してもリンク先へ飛べなくなっているのが発覚しまして、慌てて変更いたしました。
このためにレッスン項目や、お問い合わせフォームなどが快適に使えなかったことがわかり、せっかくご興味を持ってくださってもすぐに問い合わせをしていただけなかったようです。
ご迷惑をおかけしておりまして、申し訳ありません。

遅れておりますお問い合わせにつきましては、順次、ご連絡を差し上げております。
今後はできるだけ早いレスポンスを心がけますので、またご縁が繋がりましたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

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気が付けば・・

久しぶりにPCで投稿していて、拙 Websiteのトップ画面にあるFacebookボタンをたくさんの方がポチしてくださってるのに気づきました。
みなさま、ありがとうございます。
もしもよろしければ、Facebookページと、インスタグラムをフォローしていただけましたら励みになります。

Pianist Yukie Koyama 小山文榮 ←ちょっと重いかも・・ごめんなさい

インスタグラム 小山文榮

現在Facebookとインスタグラムとこちらのウェブサイトの3カ所を更新していますが、どこをフォローしていただいても、楽しんでいただけるよう、なるべく内容や写真が被らないようにしてます。内容はだいたい食べ物か、犬か、音楽です笑

さて、2019年も半分過ぎようとしています。どういうわけか昨年頃からずいぶん若い方の本番にご一緒させていただく機会が多いです。
大学の恩師よりかねてから、音楽に携わるものとしての心構えのようなのを伝えられており、「若い方のお役に立つように」ということもよくおっしゃっておりました。少しだけでもお役に立てている気がして嬉しいです。
演奏家としてもまだまだ半人前ですが、高校生さんとかやってくると、ぶっちゃけ自分の子供もおかしくない年齢なので(爆)「私がしっかりサポートしたるで、いっしょに頑張ろ」(岐阜弁全開)とか偉そうに思います笑
学生さんたちは、みなフレッシュで、純粋で、接していると自分も同じ歳頃、ひたむきに音楽に一生懸命取り組んでいた頃のことを思い出して、初心に返る思いです。

ひょんなことから、恩師のお弟子さん(←私も一応弟子だから”さん付け”は変?)をサポーターのような感じで見させていただくことになりそうです。ピアノの基礎の部分が弱いので、そこのフォローをとのことです。
私には手厳しい師ですが少しは信頼してくださっているのかと(笑)嬉しいような、プレッシャーのような。。

教えることを再開して丸4年になりますが、いわゆるピアノのお稽古、譜面を読んだり弾いたりすることに加え、個々の身体に合った奏法を探求し、個性を伸ばすことに重きを置いてきました。
演奏する上で大事なのは音楽性か技術か、という卵か鶏かのような議論がなされることがありますが、まだ自分が技術的に弱かった頃、「技術は二の次、やはり感性が大切」と思っていました。
それが自分の身体でできる最大限のパフォーマンスを追求し、その延長線上でロシアピアニズムの大野眞嗣先生につくこととなり、表現できることが広がった今、やはり技術が大切だと感じるようになりました。
もちろん、元々持っている感性はとても大切で欠かすことができないものですが、良いものをたくさん持っていても、表現する術を知らないと、音にすることができないように感じます。
私の中ではものすごく豊かな宝物をコンクリートの壁で閉じ込められているようなイメージです。
生徒さんたちは、みなとても面白く、個性豊かな感性を持っており、初歩の頃から、それを自由に演奏(技術)で表現できるよう、基礎の部分もしっかりと作り上げていくことが理想的と思いますし、その点は妥協をしないでレッスンしているかもしれないな、とふと思いました。

あまり、ピアノのレッスンっぽくないというか(笑)、時には思いがけないアドバイスをしたりするかもしれませんが、みなさん素直に反応し、ついてきてくださるのがとても有り難いです。
先の師のお弟子さんも良い物をたくさんお持ちで、控えめに見ても、初見の際に自分がそれを引き出せるな、と道筋が見えました。今後が楽しみです。

写真は全然関係ないですが、昨日中学の同級生で飲んだ時のえびのお寿司です。しゃちほこ風にしてあります✨IMG_0351

つぶやき, メントレメソッド, 雑記

しめくくりに

DSC_9623のコピー

2018年がそろそろ終わりますね。

さ、

て、

締めくくりにたまには、メンタルトレーニングの先生っぽいことを書こうかと思うんですけど(笑)先日興味深い光景を見ました。
テレビはほとんど見ないんですがお昼の時に15~20分くらいつけたりしてます。(大晦日のガキ使はみるよ!)
バラエティ番組でクイズ王と、頭脳派の芸人Aさん(名前が出てこない)のクイズ対決のコーナーで、以前勝負した時は芸人さん(Aさんとします)の方が負けたらしく、クイズ開始前からAさんは顔色が緊張してこわばっていて、始まる前からこちらが負けそうだな〜と思いました。反してクイズ王の方は「楽しみです!」とリラックスした様子でした。
そしたらクイズ王が途中いくつかミスをして、Aさんが追いつく場面がありまして、すると急にAさんの顔から緊張が解けて覇気が戻ってきて、いっときクイズ王に追いつきました。結果は僅差でクイズ王が逃げ切ったのですけど、いい勝負で面白かったです。分析好きなのでAさんの表情の変化がとても興味深かったです。きっととっても真面目な方なんでしょうね〜
フォローするならAさんもほんのわずか反応が遅いくらいで知識としては互角な印象を受けました。
(普段人と会話してる時はこんな分析してませんので悪しからず…)

よくコンクールでは「最初の1音で分かる、決まる」なんて言われますけど、そのくらい、始める前のメンタルを作ることが大切なんだな〜と改めて再確認する場面でした。実力が互角であれば、リラックスしている方がいいパフォーマンスができる、ということがよくわかりました。

と、小ネタを書いたところで振り返りですけど、
今年は自分の基礎固めに集中しようということで、ここ数年課題にしているモーツァルトに集中して取り組んでみたり、身体の使い方、基礎練習を見直したりして過ごしました。モーツァルトしか弾いていないという期間もあり、こんな贅沢な時はこの先もうないかも、というくらいじっくり取り組むことができました(*^^*)
そのために本番の数を調整したため、お断りを差し上げたものについては有難い反面、申し訳なく思っております。
おかげさまで演奏活動を続けていくための基盤がまた少し固められたかな、と思っています。(思いたい)
まだまだ勉強中ですが、2019年もどうぞよろしくお願いいたします。