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「響き」に革命を起こすロシアピアニズム

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大野眞嗣先生の著書をざーっと読み終えました。またじっくり読み返したいと思います。
先生が構築してこられたピアニズムという観点からも大変興味深いし、日頃から先生がブログで綴られていることを基にしているので、改めて深く納得することも多く、先生のお人柄、細やかさ、知識、探究心に敬服するとともに、素晴らしい先生とのご縁があったことに感謝しています。師事している立場としては日頃からの「大野節」と言っていいのか(笑)先生の口調で脳内再生されるようなこともあり、ちょっとほっこりしつつ拝読しました。

私は2017年10月に初めて先生のところへ伺い、その時点でもう継続して通うことは覚悟していたわけですが(笑)、正直、東京までレッスンに通うことになるのでこれから頑張らないとなぁ、と思っていました笑
以前から拝読していたブログ記事の考察力や探究心の高さに敬服しており、私にとっては大先生だし、粗相があってはいけない、と緊張感でいっぱいでしたが、穏やかで人をリラックスさせる雰囲気をお持ちで、ずいぶん安堵したことを覚えています。
絵がお好きなのはブログで知っておりましたが、レッスン室には素晴らしい絵がたくさんかかっていて、前のレッスン生さんを待っている間、緊張から逃避するために首が痛くなるくらい、ずーっと壁の桜の絵を眺めていました笑(←あとから千住博氏の作と聞かされてびっくりした)
それを指摘されたので、絵を見るのが好きで、とお伝えしたらちょっと席を外された後たくさんの絵を運んで見せてくださって、美味しい紅茶を入れてくださり、おかげさまでずいぶん緊張が解けました。
その時確か先生はチェック柄のシャツを着てらしたのだけど、肩のところにうっすら埃がついているのが見えて(笑)もしかしたら私をリラックスさせるためにわざわざ出してきてくださったのかな、と思って先生のお気遣いに感動して、その瞬間、この先生を信頼しよう、と思いました。

FBなんかで書くと、ちょっと気恥ずかしいので、ここでこっそり書いてみました笑

それにしても・・人生を振り返っても師事した先生方、本当に人間的で懐の深い方ばかりで、その点とても恵まれているなぁと感じます。先生方が生き方で示してくださっているように、私も頑張って追いかけようと思います。(といっても先生方は常に探求し続けてらっしゃるので追いつけることは、ない)

先生のブログと、著書です
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく

ベストセラー1位✨
「響き」に革命を起こすロシアピアニズム-色彩あふれる演奏を目指して-大野-眞嗣

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あひるメソッド

「あひるメソッド」のご紹介。
あひるを使ってトレーニングする方法(メソッド)です。
きっかけはロシアピアニズムの大野眞嗣先生のところで教えていただいたトレーニングで、それはとても効果的なのですが初心者にはなかなか難しいので、子供さんでも気軽に楽しくトレーニングに取り組んでもらえないかと考案したものです。ピアノを弾く時の手の形をキープできるようになるという思わぬ副産物がありましたのでご紹介します。お子さんにも楽しんで続けてもらえます。

さそく動画↓ (4分ほどなので観ていただけたら嬉しい)

大野先生に教わったことを、身体の使い方のプロであるメンタルトレーナーの花尾律子先生に解析してもらい、具体的にトレーニングが必要な部分を特定し、身体のメンテナンスをしてもらっている整体師の国井真澄先生にどんな動きが効果的か相談し、殻付きクルミを使ったトレーニング法を考えてもらいました。
(クルミを使った手の運動は認知症予防としても知られていますね♪)
クルミよりも子供の手に収まりやすいものを探した結果、あひるのおもちゃがちょうど良く、かわいいので生徒たちも楽しんで取り組んでくれています。
一年間続けてもらったら思った以上の結果となり、ピアノを習いたての頃に苦戦する手の形が改善されたことから、今回ご紹介してみました。普段あまり使わない部分をトレーニングしていきますので、一度にたくさんやると手がだるくなったりします。ご注意ください。
少しずつ、コツコツやることが大切です。

ピアノだけでなく、ヴァイオリンやその他指を使う楽器に対応することから、友人のヴァイオリニストにこのトレーニングってヴァイオリンにはどう?と確認したところ、いいと思う!と言ってくれて、「それ、あひるメソッドでいいやん!」と若干アルコールの入った状態で名付けられました笑

動画は簡略して喋ってますのでちょっとだけ補足。
動画の中で指先を使わないようにと言っていますが、あひるメソッドを続けることで手の筋肉だけでなく、下腕の筋肉も少しずつですが発達します。下の写真のように動かすポイントが違うと、反応する箇所も異なってくるのですが、指先を動かすと腕の外側が反応するの、分かりますか? 逆に手の中心を動かすと、腕の内側が反応します。内側も同時に鍛えていくことで、より支えがしっかりとしてきて、長時間ピアノを弾いていても疲れにくくなります。ちなみに、よく練習しすぎて「腱鞘炎になってしまった・・」という場合この下腕の外側であることが多いです。指先をうまく使わないと時に弊害も起こる、というわかりやすい事例ではないかと思います。

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手の形やピアノの上達で苦戦されている先生方、ピアノを習得中のお子さんたち、もちろん大人の方でも楽しんで取り組んでいただけたら嬉しいです。できるだけ楽しく練習に取り組んで、末長くピアノを愛好してくださる方が増えますように✨

あひるメソッド、は大野先生のピアノメソッドで習ったことを基にしていますので先生に了承を得てご紹介してます。このお手軽メソッド(笑)で得られることはピアノを弾く上で助けにはなりますが、あくまでほんの爪の先くらいのものです笑
ピアノを弾くことは全身運動で、日々身体の内面と向き合い、より個々に合った効率的な弾き方を模索していくことが大切ですので、もっと掘り下げてみたい、とご興味のある方は私までお尋ねいただくか、大野ピアノメソッドでのお勉強をお勧めいたします♪

そんな大野先生の最近出された本はこちら
「響き」に革命を起こすロシアピアニズム-色彩あふれる演奏を目指して-大野-眞嗣

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「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~

現在師事している大野眞嗣先生の著書が発売されました。先生、おめでとうございます。
先生の長年綴られてきたブログをまとめたものです。
アマゾンで予約して届いて早速拝読しておりますが、今更ながら先生の視野の広さ、知識の深さに感銘を受けながら進めています。
発売開始前からアマゾンでベストセラーとなり、増版も決定したそうです。
読みながら、これは専門家だけでなく、ぜひ音楽を愛好するみなさまに読んでいただきたいな、と感じました。コンサートを聴く視点(?)が変わると思います。

冒頭数ページを読んだところで、ここにあえて付け加えるなら(←なんて恐れ多い!)・・ピアノの蓋は全開であるべき、と記載していただけたら・・と伴奏ピアニストとして感じました。先生のご本はピアノのソロを前提としていて、ソロでは全開が当たり前のことなのでその前提で書かれており記載はありせんが、ピアノは全開の状態で、ピアノの能力を最大限に発揮するのです。
特に声楽の方などで蓋は最小のピンか、半開を望まれる方が今だに多く、やはり声が負ける、など(思い込みの場合が多いと思いますが・・)の危惧もあろうから理解をしたいとは思うのです。
ですが、ピアノの立場ですと、半開と全開では、間を読むことのできる早さが全然変わってきて(体感で1秒くらいに感じる怖)、ソリストとのコンタクトの取りやすさが格段に変わってくるのです。
蓋を開けた状態では、半開に比べてソリストの息づかいというか、気というか・・うまく表現できないのですが、そういった音楽を絡めて進める上で大切な要素を察知する早さが全然変わってくるのです。
アンサンブルですから、これによって音楽の隙間ができにくくなる=演奏の密度が変わってくることはお分かりいただけると思います。
もちろん、先生が書かれている倍音を持っているピアニストであれば、それをフルに活用することができますし、倍音を含んだピアノの音と、倍音を多く含む弦、管、歌とミックスして相乗効果でより良い演奏になることは、ご想像いただけるのでは、と思います。

音量が怖いのであれば、伴奏を主として活動してらっしゃるピアニストであれば、コントロールは確実にしてくれるはずですし、そして、意外と知られていないようですが、ピアノの蓋は反響板になり、そこから出るピアノの音とソリストの音がミックスして客席により届くようになります✨
ですので、ぜひともピアノ蓋を恐れず、利用するつもりで信頼してピアノに委ねてほしいな♪

・・と先生の著書に便乗して日頃から感じていたことを吐露してみました 爆

話はずいぶんそれてしまいましたが、とにかく倍音素晴らしい、ビバ倍音 笑

そんなわけで、多くの方にきっと衝撃を与える本、ぜひお手に取ってみてください。

「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~
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