lesson, つぶやき, ピアノ練習方法, メントレメソッド, レッスン(教える)

ピアノ、上達のポイント

こんにちは、
今日は着実に上達していく生徒さんの傾向について、お話したいと思います。
ここでは、早い、遅いではなく、着実に、というところに重きを置いています。

まず、ピアノだけでなく、何か上達したくて継続して練習する、というのはとても難しいことだということをお伝えします。
子どものレッスン生さんの場合、保護者の皆さまにお尋ねしますが、ご自身が何か習い事をされたとして、毎日継続して練習する自信はありますでしょうか?

もし、あります!と仰る方は、もうそれだけで努力する才能がありますし、その背中を見ているお子さんもきっと同じように継続するでしょう。

ないです、という方
それは普通ですのでご安心ください笑

私も音楽を仕事にしてはいますが毎日そこそこの集中力で練習をするのにはまあまあな覚悟が必要です。
好き=仕事となればまた別ですが、仕事となれば好きだけでもできないこともあると思います。

前置きが長くなりましたが、これはと思う上達される生徒さんの特性を、今日は3つ挙げたいと思います。

①親が子どものやることに関心を持っている
これは最も大切かもしれません。
拙レッスン室にやってこられるお子さんを見ていると、親御さんのことが大好きなのが伝わってきます。お母さん、お父さんに褒められると俄然やる気が出るようです。(思春期になると今度は難しいですが・・)
おうちで褒めていますか?毎日練習していて偉い、って伝えていますか。そんなの当たり前でしょ、なんて言っていないでしょうか。

生来の音楽好きなどとよほど特殊でない限り、自らの意思で練習に向かう子供は稀有です(笑)

ここへ通う、と決めてくださった生徒さんには最初に練習ノートをプレゼントしています。ピアノに通い始める頃は小学校に上がるか上がらないかくらいの頃ですから、字を書くのも遅く上手に書けません。
字が一人で書けるようになるまで、親御さんがサポートしてらしたり、こまめにチェックしてらっしゃるお子さんは練習することが歯磨きやお風呂と同じく自然な習慣と感じるようになるようです。

②親が子供を認める、肯定している
きっとどんな親御さんも子供にこうあってほしい、こうしてほしいと思いがあると思います。
時々レッスンで「これをやらないとお母さんに怒られる」と言う子がいます。
お母さんは○○ちゃんに期待しているんだね、きっと上手になってほしいんだね、と伝えます。
これもお子さんのタイプによっては有効な場合もあり、さじ加減も難しいところなのですが、毎日否定されたり、怒られたりすると、自己肯定感の低さがなかなか取り払えない子になる可能性もあります。
私も大人になってからも長らく苦しみましたが、自己肯定感が低いと、何をやっても自信がなく、自分を能力以下に見積もることが多いです。
脳科学の話になるのですが、人は何かをする前にネガティブな言葉を聞いたり、イメージすると、それだけで本来の能力より発揮するのが難しいそうです。ネガティブな言葉を発した本人(の脳)も影響を受けるそうです。これは怖い。

レッスンで何かアドバイスを受けた時に(否定されたと)凹まずにそれをしっかり聞き、これを練習したらもっと上手になれるんだなと良いイメージができるお子さんは、保護者さんがご家庭で成功したら共に喜び、失敗しても気持ちに寄り添ったりしっかりと受け入れていらっしゃるように感じます。
(幸い拙レッスン室の保護者さんにとても多いです。ありがたや〜)
これが発表会でのメンタルにも関わってくるので日々かける言葉選びはとても重要なんだなと感じます。

参考リンク
日本にメダルをもたらした脳科学者が語る子どもの可能性を引き出す10のポイント
https://benesse.jp/kosodate/201802/20180226-1.html

脳が変形するって本当!? 子どもの脳を傷つける “親のNG行為”
https://kodomo-manabi-labo.net/brain-maltreatment

③素直であること
究極ですが、これに尽きます。
例えば少しイメージを膨らませてみましょう。

■何かの注意が脳をめがけて飛んできます。それを実行すればあなたの暮らしはより良くなります。その時、

A. 脳に関所があり、一旦そこで止められます。いる?いらない?と判断している隙に、脳は、これをしない方が日常的で安心だ、と跳ね除けます。(これは本能です)

B. 脳は開放的で、するんと受け入れます。受け入れてみて、そのあと考えよう。とりあえず試してみよう。
その後、要る、要らないの選択をする。

もし受け入れた結果良くなるのであれば、どちらのスピードが速いでしょうか。

するんと受け入れると言うのは元々の性格も影響するかもしれませんが、日々のトレーニングで培われます。
少し変わりますが、対人関係のトレーニングでもよく聞きますね。
「でも、だって」というのをやめてみる。ということです。

人の行動には防衛本能から来るものもあり、外部から身を守るために、一旦疑ってみる、というのは生存のための本能とも言えると思います。これも大切な能力ですね。
あんまり素直すぎても嘘や詐欺などすぐ信じてしまったりするかもしれません。(私は実は嘘や冗談をすぐに信じてしまいます笑) できれば教わるときと、日常生活で使い分けができると良いのかもしれません笑

ここではお子さんの視線で書きましたが、親御さんはご自分が子供だったら、大人の生徒さんはご自分に、保護者の部分をご家族に置き換えてみてください。

もし当てはまらないと思ったとしても、がっかりなさらないでください。
今日からちょっとずつ変えてみることが大切です。きっとできます。


長くなりましたので今日はここまで。
お読みくださりありがとうございました。

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レッスンについての覚書

最近気づいて、嬉しく思ったことを書きます。
レッスンについてです。
様々な年代の方がいらしてますが、特に責任を覚えて難しく感じるのはお子さんです。ピアノの基礎はもちろん、成長過程の繊細な時期に私と関わることで人格にも影響しうるのではないかなと感じています。変な影響を及ぼしていないか心配になることもありますが・・笑 
楽しくお越し下さっているうちは大丈夫かな、と自分を励ましております。
まあそれは半分冗談ですが (笑) 特に気にかけていることは、身体の成長過程にあるので、体の使い方は私の指導の仕方にかかってくると思っております。

多くのレッスン室では、指がよく動くように、指を鍛えるように、早い段階からよく弾けることに注力していらっしゃるかもしれません。それもとても大事なことですし、難しい曲を弾けるようになればモチベーションのアップにも繋がると思います。
どちらかというと私が大切にしていることに、無駄な力を使わずストレスのない音を出すこと、ピアノを学習する過程で「難しいな」「できなくていやだな」と思われることを排除することがあります。
これらを大切にする原点は、過去に自分が早く弾けるようになりたくて無理な練習や弾き方をし、腱鞘炎を頻発していたこと、あまり物覚えが良くなくて、コンプレックスも持ちながらピアノに向かってきたこともあります。
それでむやみに指を動かさない、手の構造上できるだけ自然な動きでピアノを弾くこと、無駄な力を入れないことなどを伝えています。習得段階では、できるだけハードルと思えるものを潰す、わからないことは都度確認して、苦手なことはできるだけヒョイっと飛び越えられるよう、技術的、音楽理論的に分解してお伝えしております。

こんな背景もあり、もしかすると生徒さんによっては同年代の子よりも曲の消化進行がゆっくりめであったり、なかなか弾いている感覚を感じづらいこともあるかもしれません。私も、自分が信念を持ってやっていることとはいえ、時々は(本当に正しいのかな)と揺らぐことがあるのを感じます。

それが最近レッスン中に、皆さんの音がほとんどストレスなく、リラックスしていて大変綺麗なのに気づきました。
もしかすると、変に知識があって雑念だらけ(笑)の私より透明感があるかもしれません。
これは、生徒さんたちがじっくりと私のレッスンに付き合ってくれて、学んでくれたからだと、親御さんたちがのんびり温かく見守ってくださっていることの賜物だと、感動しました。
教える中で悩みもあった分、自分は間違っていなかったと確信した時のその感動はひとしおでした。

ここまでくれば、ここからもういち段階上がるのは、今までよりもきっと楽しく、少し楽になるかなと感じています。
正直、私が教えていることは即効性のあることではないので、受験やコンクールなどに手っ取り早く対応することは難しいです。
ですが一生音楽やピアノを楽しいと思い、そばに置く、そのために大切な基礎を作るという点では、ここ数年間の試みは今の所正しい、と少し確信が持てました。

今後も音楽が皆様の豊かな人生の助けとなるよう、私も日々皆さんを観察し、その都度必要なことを提供できるように、人間力を磨きたいなと思っています♪

お読みくださりありがとうございます。

雑記, 音楽

ぎふ暮らしの学校

ひだまりホームさんの企画、「ぎふ暮らしの学校オンラインサロン」にて、音楽担当の講師を務めさせていただきます。
ころなうぃるす騒ぎで休校になってしまった子供さんたちのために、社会で働くいろんな業種の方が登場し、お話をする企画です。
私は5月29日金曜日に登場します。

午前10:00〜 幼児〜小学校低学年
「輪唱って知ってる?」
「メリーさんでりずむあそび」
ゲスト ヴァオリニスト垣内絵実梨ちゃん

午後13:30〜 小学校高学年〜中学生
「学校では聞かない(かもしれない)音楽家のお話」
「変奏曲は七変化」
ゲスト ヴァイオリニスト垣内響太くん

そう!
ゲストに来ていただけることになりました \(^o^)/
岐阜出身で現在イギリスに音楽の勉強のため留学中のお二人です。
鍛錬を重ねた素晴らしい演奏はもちろん、同年代の彼らがどんな状況で、どんなことを頑張っているのか、なんてお話も聞けるかなと思ってます。

対象年齢はありますが、午後の部は参加してくれるいろんな年齢の子みんなに伝わるよう、ゆっくりめにお話しします。細々と5〜6曲演奏しますからお気軽にご参加くださいね。

オンラインでどこまでお伝えできるか不安もありますが、まずは楽しんでいただけるよう準備致しますね。

お申し込みは下記のリンクから
https://hidamari-home.jp/house_event/9077

つぶやき, ピアノのための身体作り, メントレメソッド, 雑記

コロちゃん

どうもこんにちは、コロナウィルスです。
みんな、コロちゃんって呼んでね!

・・いきなりふざけてすいません。
同業の皆様は軒並みお仕事がキャンセルになられて、大変だし、いやもう笑うしかないです。
私は幸いこの時期にはありませんが、色々と控えており、今後の動向が気になるところです。

確かに新しいものでその能力は未知ですが、恐れても始まりませんので、
せっせと手洗いうがいと感染予防に、自己免疫力を上げて、と自身も努めておりますし、皆さんにもオススメしています。

普段から、伴奏ピアニスト、ピアノの先生という仕事柄、自分が病んでは人様にご迷惑をかけることになるので、それはそれは気をつけております。自慢になりますが(爆)ここ3年ほど、風邪、インフルエンザでお医者にかかっておりません。

もしかしたら、自分が何気なくやっていて、健康でいるかもしれないことを書こうと思いました。

手洗いうがい
生徒さんがいなくなるちょっとの隙間時間にもささっと洗います。レッスン室にはお白湯を置いて、乾燥防止に努めております。

ヨーグルトとはちみつ
毎日。ちょっと、調子が悪いな、という時は特に一食置き換えるくらい大量に摂ります。ヨーグルトは人によっては合わないようですので、ご参考までに・・

ストレッチ
朝と晩に必ずほぐします。特に背中。血行促進。

ホットタオル
目をとても使うので、毎日1日の終わりに目を温めます。

入浴
体温低めなので、すぐ冷えます。夏でも浸かります。
時間がある時は温泉に行きます。

白湯を飲む
体が冷えやすいので、毎日800ccくらいとります。

深呼吸
頭痛持ちなのですが、お世話になっている整体の先生に、酸素不足から、来るよって言われてから意識的に深呼吸してます。血行促進。

睡眠
不足すると使い物にならないのでよく寝ます。7.5〜9時間くらい寝ます。

笑う
笑うと自己免疫力が高まるそうで、気分が塞ぐ時はYouTubeで笑える動画見てます。

思いついたところではこんな感じです。
十分に休息する、体を冷やさない、水分を摂る、腸内を健康に保つということかなと思います。
以前は、練習が第一、でしたが、今はそれよりも体のメンテナンスの方に時間をかけるようにしています。
私の調子が生徒さんや、共演者さんに影響するので、演奏の出来も大事だけど、それ以上に健康的でいるのが大事だな、とここ数年で気づきました。
良い気づきだったと思います。

どれも、簡単にできることと、実践して悪いことはないと思います。もしよかったらご参考になさってください♪

lesson, 雑記

2020年、明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年もたくさんの素晴らしい方々と共演させていただき幸せでした。
また、レッスン生の皆様もコツコツとそれぞれに積み重ねてくださり、指導する立場としても嬉しい一年でした。
今年も皆様にたくさんの素敵なご縁がありますように。

コンサート, コンサート (演る), つぶやき, 雑記, 音楽

ご感想・・

普段、お客様からいただくコンサートのご感想は、できるだけその後の公演に(自分が)影響されないようにしたくあまり書き留めていないのですが。。
先ほど、9/8公演のお客様(で尊敬するお友達)のお一人から電話がかかって来て、2,3日前に携帯変えたら使い方がわからなくて困っている、っていう他愛もない話からスタートしたんですけど(笑) ご来場のお礼を伝えたら、あの時はほんっとうに素晴らしかった!前から100倍くらいレベルアップしていたわよ(←ありがとうございます笑)、まるで天国にいるみたいだったわ、木内さん(フルーティスト)に羽が生えているのが見えた!と独特な表現と共に、私までその場で聴いていたかのような臨場感を持って伝えてくださって、その方の心にどんなに響いたかというのが伝わって来て、感激で涙が出ました。

この方は私が以前勤めていた勤務先のご縁で知り合った方で、なんていうか勘が鋭いというか、不思議な方なのです。ほわ〜っとしていてみんなをリラックスさせるのに、時々ズバッと本質を突くようなことをおっしゃって、そんなところも含めてとても尊敬しています。すごいな〜って感じる方はたくさんいるけど、そのうちの一人。
そんなIさんにそのようなことを言っていただけて、そんなふうに思っていただける公演ができたのかなっていう実感が急に湧いてきたというか、とにかく不謹慎ですがもうピアノやめてしまってもいいくらいだと思ってしまいました。いえ、自分としてはまだまだですから頑張りますけど 笑
そんなわけで、いろんなソリストさんに翼を授けられる、レッドブルみたいな存在のアンサンブル屋になりたいなと思いました笑 まだまだ精進いたします。


そうそう、コンサートが終わって翌々日くらいにお手紙で温かいご感想をくださった方もいらして、お客様とはなんていう有難い存在なんだろう、と今回は、いつもにも増して感じた公演でした。

毎回、自分では反省ばかりなので、こうして率直にご感想をくださる方の存在はとても有り難いです。(特に私のお客様はお世辞がないので助かってます笑)
言葉ではとても伝えきれませんが、聴いてくださる方あってのコンサートということを実感しています。
ありがとうございます。
皆様のお気持ちをログで残しておきたく、書いてみました✨


最近ちょっとしたことで涙腺が緩くって、季節の変わり目でちょっと不安定なのかも笑
すこしゆっくりしようかな。

つぶやき, 雑記

お暑うございます

暑いですね、が挨拶みたいになっていますね。どうも、暑さでは全国1位の不動を誇る(時々入れ替わる)岐阜県民です。
熱中症で倒れる方も多いですね、私も一度、熱中症らしき症状になったことがありますが、大変です。貧血のように意識が遠のいて、体がカーッと熱くなり、その後3時間ほど横たわって動けなくなりました。(家で母が保冷剤と濡れタオルで処置してくれました)
回復後も、2週間ほどずっと気分が悪かった記憶があります。
皆様も、十分ご自愛のうえ、お過ごしくださいね。無理のありませんように。

私、SNSで去年も、今年も、この時期は暑さ対策の投稿をしておりました。
せっかくですので、こちらでも共有しようと思います。皆さんが少しでも涼しく過ごされますように。

暑さ対策①
エアコンの室外機に濡れタオル(写真参照)

これは本当に効きました。



エアコンの効きも良くなって、たぶんですが、電気代も下がるのではないかな、と思います。ただ、うっかりバケツの管理を怠ると、水が干上がっていたり、藻が生えたりします。

暑さ対策②
レースカーテンを二重にする。

と言ってもたまたま我が家のピアノ部屋のレースカーテンが二重だったからなのですが汗
もともと、少しでも吸音効果をと思ってつけていた二重レースカーテン、普段は内側を束ねていますが、窓の際が一番温度が高い、と聞いてタッセルを外してみました。



とても涼しくなって、エアコンの効きも良くなった気がします。

去年はあまりの岐阜の暑さに、アトラクション的に来ていらした方もいたようです。完全に暑さがネタになっております。

【岐阜がめちゃめちゃ暑いって聞いて、行ってみたら本当に暑かった】
https://travel.spot-app.jp/gifu_nagahashiryo/?fbclid=IwAR2-TxpVpzY66QAKJzDLQBTNgLCqoH3atpcaIH_4idfl1Ncto1RQoMuKJic

いえ、ぶっちゃけ、世界で一番暑いのではないでしょうか。中東やヨーロッパも温度は高いが、湿度がない!ちなみに、昨年県外から友人が遊びに来た時は「なにこれ!ラクダとかいそう!」と言われました笑


それにしても、室内はいいですが、お外でお仕事されている方は本当にご苦労様です。首回りに濡れタオルは効きます。見た目?この際は気にしないでおきましょう。命に関わりますから。濡れタオルに、保冷剤を巻くとさらに効果的です。岐阜県民は車での移動が多いです。車中も相当熱くなりますし、みなさま、できるだけ工夫してお過ごしくださいね。


つぶやき, 雑記

メンテナンス

サーバーのメンテナンスに伴い、Wordpressのアップデートをしたら。。なぜか、FBのいいねが0になってしまいました涙
みなさんがせっかく応援してぽちぽちとしてくださったのが、リセットされてしまった気持ちで悲しいです。

これは、今使っているテーマがアップデートに対応していなかったからかもしれない、ということで、近々変えることにしました。

↓これね

結構気に入っているのですが、残念です。今までありがとう。

今、いろんなテンプレートを見て熟考しているところなのですが、かっこいいのや、かわいいのや、自然派っぽいのなどたくさんあり、大変迷います。

どうしようかな〜

というわけである時突然、全然違う見た目に変わっているかもしれませんが、「違うとこきた!」ってびっくりしないでくださいね。

その後、また、FBいいねをぽちぽちしていただけますと、大変、励みになります。

インスタグラムのアイコンも、載せる予定です。ピアノ弾き目線でどうでもいいことをアップしています。


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「響き」に革命を起こすロシアピアニズム

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大野眞嗣先生の著書をざーっと読み終えました。またじっくり読み返したいと思います。
先生が構築してこられたピアニズムという観点からも大変興味深いし、日頃から先生がブログで綴られていることを基にしているので、改めて深く納得することも多く、先生のお人柄、細やかさ、知識、探究心に敬服するとともに、素晴らしい先生とのご縁があったことに感謝しています。師事している立場としては日頃からの「大野節」と言っていいのか(笑)先生の口調で脳内再生されるようなこともあり、ちょっとほっこりしつつ拝読しました。

私は2017年10月に初めて先生のところへ伺い、その時点でもう継続して通うことは覚悟していたわけですが(笑)、正直、東京までレッスンに通うことになるのでこれから頑張らないとなぁ、と思っていました笑
以前から拝読していたブログ記事の考察力や探究心の高さに敬服しており、私にとっては大先生だし、粗相があってはいけない、と緊張感でいっぱいでしたが、穏やかで人をリラックスさせる雰囲気をお持ちで、ずいぶん安堵したことを覚えています。
絵がお好きなのはブログで知っておりましたが、レッスン室には素晴らしい絵がたくさんかかっていて、前のレッスン生さんを待っている間、緊張から逃避するために首が痛くなるくらい、ずーっと壁の桜の絵を眺めていました笑(←あとから千住博氏の作と聞かされてびっくりした)
それを指摘されたので、絵を見るのが好きで、とお伝えしたらちょっと席を外された後たくさんの絵を運んで見せてくださって、美味しい紅茶を入れてくださり、おかげさまでずいぶん緊張が解けました。
その時確か先生はチェック柄のシャツを着てらしたのだけど、肩のところにうっすら埃がついているのが見えて(笑)もしかしたら私をリラックスさせるためにわざわざ出してきてくださったのかな、と思って先生のお気遣いに感動して、その瞬間、この先生を信頼しよう、と思いました。

FBなんかで書くと、ちょっと気恥ずかしいので、ここでこっそり書いてみました笑

それにしても・・人生を振り返っても師事した先生方、本当に人間的で懐の深い方ばかりで、その点とても恵まれているなぁと感じます。先生方が生き方で示してくださっているように、私も頑張って追いかけようと思います。(といっても先生方は常に探求し続けてらっしゃるので追いつけることは、ない)

先生のブログと、著書です
大野眞嗣 ロシアピアニズムをつぶやく

ベストセラー1位✨
「響き」に革命を起こすロシアピアニズム-色彩あふれる演奏を目指して-大野-眞嗣

つぶやき, ピアノ奏法, レッスン(習う), ロシアピアニズム, 雑記, 音楽

「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~

現在師事している大野眞嗣先生の著書が発売されました。先生、おめでとうございます。
先生の長年綴られてきたブログをまとめたものです。
アマゾンで予約して届いて早速拝読しておりますが、今更ながら先生の視野の広さ、知識の深さに感銘を受けながら進めています。
発売開始前からアマゾンでベストセラーとなり、増版も決定したそうです。
読みながら、これは専門家だけでなく、ぜひ音楽を愛好するみなさまに読んでいただきたいな、と感じました。コンサートを聴く視点(?)が変わると思います。

冒頭数ページを読んだところで、ここにあえて付け加えるなら(←なんて恐れ多い!)・・ピアノの蓋は全開であるべき、と記載していただけたら・・と伴奏ピアニストとして感じました。先生のご本はピアノのソロを前提としていて、ソロでは全開が当たり前のことなのでその前提で書かれており記載はありせんが、ピアノは全開の状態で、ピアノの能力を最大限に発揮するのです。
特に声楽の方などで蓋は最小のピンか、半開を望まれる方が今だに多く、やはり声が負ける、など(思い込みの場合が多いと思いますが・・)の危惧もあろうから理解をしたいとは思うのです。
ですが、ピアノの立場ですと、半開と全開では、間を読むことのできる早さが全然変わってきて(体感で1秒くらいに感じる怖)、ソリストとのコンタクトの取りやすさが格段に変わってくるのです。
蓋を開けた状態では、半開に比べてソリストの息づかいというか、気というか・・うまく表現できないのですが、そういった音楽を絡めて進める上で大切な要素を察知する早さが全然変わってくるのです。
アンサンブルですから、これによって音楽の隙間ができにくくなる=演奏の密度が変わってくることはお分かりいただけると思います。
もちろん、先生が書かれている倍音を持っているピアニストであれば、それをフルに活用することができますし、倍音を含んだピアノの音と、倍音を多く含む弦、管、歌とミックスして相乗効果でより良い演奏になることは、ご想像いただけるのでは、と思います。

音量が怖いのであれば、伴奏を主として活動してらっしゃるピアニストであれば、コントロールは確実にしてくれるはずですし、そして、意外と知られていないようですが、ピアノの蓋は反響板になり、そこから出るピアノの音とソリストの音がミックスして客席により届くようになります✨
ですので、ぜひともピアノ蓋を恐れず、利用するつもりで信頼してピアノに委ねてほしいな♪

・・と先生の著書に便乗して日頃から感じていたことを吐露してみました 爆

話はずいぶんそれてしまいましたが、とにかく倍音素晴らしい、ビバ倍音 笑

そんなわけで、多くの方にきっと衝撃を与える本、ぜひお手に取ってみてください。

「響き」に革命を起こすロシアピアニズム~色彩あふれる演奏を目指して~
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